Solaris Trusted Extensions 開発ガイド

ラベルビルダー GUI 用の API

この節で説明する API を使用するには、次のヘッダーファイルを組み込む必要があります。


#include <Dt/ModLabel.h>

ライブラリビルダーの例は、-lDtTsol および -ltsol ライブラリオプションによってコンパイルされます。

次の API は、ラベル GUI の作成のために使用できます。データ型とパラメータのリストは「対話型ユーザーインタフェースの作成」にあります。

ModLabelData *tsol_lbuild_create(Widget widget, void (*event_handler)() ok_callback, lbuild_attributes extended_operation, ..., NULL);

tsol_lbuild_create() ルーチンは GUI を作成し、ユーザーインタフェースに関する情報を含む型 ModLabeldata のポインタ変数を返します。この情報は、tsol_lbuild_create() 入力パラメータリストに渡される値、指定されない情報に代わるデフォルト値、およびユーザーインタフェースの作成にラベルビルダーが使用するウィジェットに関する情報の組み合わせです。

LBUILD_WORK_SLLBUILD_WORK_CLR の操作値は、ユーザーが指定する入力によって設定される値なので、tsol_lbuild_create() には有効ではありません。

tsol_lbuild_get() および tsol_lbuild_set() ルーチンを使用して、拡張操作と値を取得および設定できます。ただし、これらのルーチンはウィジェット情報には使用できません。この情報は、ModLabelData 構造体のフィールドを参照することによって直接アクセスされます。labelbuilder(3TSOL) のマニュアルページを参照してください。

void tsol_lbuild_destroy(ModLabelData *lbdata);

tsol_lbuild_destroy() ルーチンは、tsol_lbuild_create() ルーチンによって返される ModLabelData 構造体を破棄します。

void *tsol_lbuild_get(ModLabelData *lbdata, lbuild_attributes extended_operation);

tsol_lbuild_get() ルーチンは、tsol_lbuild_create() によって作成されて ModLabelData 構造体に格納されるユーザーインタフェース情報にアクセスします。

void tsol_lbuild_set(ModLabelData *lbdata, lbuild_attributes extended_operation, ..., NULL);

tsol_lbuild_set() ルーチンは、tsol_lbuild_create() によって作成されて ModLabelData 構造体に格納されるユーザーインタフェース情報を変更します。LBUILD_WORK_SLLBUILD_WORK_CLR の操作値は、ユーザーが指定する入力によって設定される値なので、tsol_lbuild_set() には有効ではありません。