名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | エラー | 属性 | 関連項目
/usr/sbin/add_allocatable [-f] [-s] [-d] -n name -t type -l device-list [-a authorization] [-c clean] [-o key=value]
add_allocatable は、ユーザーが割り当て可能なデバイス用の新規エントリを作成します。このデバイスは、デバイス割り当て機構により管理されます。add_allocatable を使用して、この種のデバイスの既存エントリを更新することもできます。
add_allocatable を使用して、デバイス割り当て機構によりラベル範囲が管理される、プリンタなどの割り当て不可能なデバイスのエントリを作成および更新することもできます。
add_allocatable をシェルスクリプト (ドライバパッケージのインストールスクリプトなど) 内で実行して、新規デバイスの設定に関する管理作業を自動化できます。
割り当て可能なデバイスの名前とタイプ、属性、およびデバイスパスについては、list_devices(1) を参照してください。
指定された情報を使って、既存のエントリを強制的に更新します。このオプションを指定しない場合、指定したデバイス名を持つエントリが既に存在すると、add_allocatable はエラーを出力して終了します。
サイレントモードを有効にします。add_allocatable は、エラーや警告メッセージを一切出力しません。
このオプションが指定されている場合、add_allocatable は、-t で指定されたデバイスタイプのシステム指定のデフォルト属性を更新します。
name で指定されたデバイスのエントリを追加または更新します。
type で指定されたタイプのデバイスエントリを追加または更新します。
-n で指定されたデバイスへのデバイスパスを追加または更新します。device-list 内の複数のパスは、空白文字で区切る必要があります。また、リストは引用符で囲む必要があります。
-n で指定されたデバイス、または -t で指定されたタイプのデバイスに関連付けられている承認を追加または更新します。複数の承認を指定する場合は、リストをコンマで区切り、引用符で囲む必要があります。デバイスが割り当て不可能な場合、authorization をアスタリスク (*) を使って指定し、引用符で囲む必要があります。すべてのユーザーがデバイスを割り当て可能である場合は、authorization をアットマーク (@) を使って指定し、引用符で囲む必要があります。デフォルトの承認は '@' です。
-n で指定されたデバイス、または -t で指定されたデバイスタイプに対して device_clean(5) プログラム clean を使用するように指定します。デフォルトの clean プログラムは /bin/true です。
-n で指定されたデバイス、または -t で指定されたデバイスタイプに対して、コロンで区切られた key=value ペアの文字列を受け入れます。現在、システムにより解釈されるキーを次に示します。
デバイスを使用可能な最下位のラベル。
デバイスを使用可能な最上位のラベル。
デバイスの論理グループを指定します。たとえば、すべての Sun RayTM デバイスの、すべてのデバイスタイプは論理グループです。class キーワードにはデフォルト値はありません。
X セッションの表示名を指定します。このキーワードは、X セッションに関連するデバイスを特定するために使用します。xdpy キーワードにはデフォルト値はありません。
成功した場合、add_allocate は終了ステータス 0 (真) を返します。エラーが発生した場合、add_allocate は、0 以外の終了ステータスを返します。終了コードとその意味を次に示します。
呼び出し時の構文エラー
原因不明のシステムエラー
指定されたデバイスのエントリは既に存在する。このエラーは、-f オプションが指定されていない場合にのみ発生する。
アクセス権が拒否された。ユーザーは、DAC または MAC アクセス記録の更新を保持していない。
次の属性については、attributes(5) を参照してください。
属性タイプ |
属性値 |
---|---|
使用条件 |
SUNWtsu |
インタフェースの安定性 |
下記を参照 |
呼び出しは不確実です。オプションは不確実です。出力は非インタフェースです。