Solaris Trusted Extensions リファレンスマニュアル

X ライブラリ拡張

XTSOLgetClientAttributes(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLgetClientAttributes – クライアントに関連付けられたすべてのラベル属性の取得

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLgetClientAttributes(display, windowid, clientattr);

Display *display;
XID windowid;
XTsolClientAttributes *clientattrp;

機能説明

XTSOLgetClientAttributes() は、クライアントに関連付けられたすべてのラベル属性を 1 回の呼び出しで取得する場合に使用します。この属性には、プロセス ID、ユーザー ID、IP アドレス、監査フラグ、およびセッション ID が含まれます。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
windowid: X クライアントのウィンドウ ID を指定します。
clientattrp: クライアントは、XTsolClientAttributes 構造体へのポインタを提供する必要があります。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadValue: 有効なクライアントではありません。

XTSOLgetPropAttributes(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLgetPropAttributes – ウィンドウのプロパティーに関連付けられたラベル属性の取得

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLgetPropAttributes(display, window, property, propattrp);

Display *display;
Window window;
Atom property;
XTSOLPropAttributes *propattrp;

機能説明

クライアントには、PRIV_WIN_DAC_READ および PRIV_WIN_MAC_READ 特権が必要です。XTSOLgetPropAttributes() は、ウィンドウのプロパティーに関連付けられたラベル属性を 1 回の呼び出しで取得する場合に使用します。この属性には、UID および機密ラベルが含まれます。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
window: ウィンドウシステムオブジェクトの ID を指定します。
property: プロパティーアトムを指定します。
propattrp: クライアントは、XTSOLPropAttributes へのポインタを提供する必要があります。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadWindow: 有効なウィンドウではありません。
BadAtom: 有効なアトムではありません。

XTSOLgetPropLabel(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLgetPropLabel – ウィンドウのプロパティーに関連付けられたラベルの取得

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLgetPropLabel(display, window, property, sl);

Display *display;
Window window;
Atom property;
m_label_t *sl;

機能説明

クライアントには、PRIV_WIN_DAC_READ および PRIV_WIN_MAC_READ 特権が必要です。XTSOLgetPropLabel() は、ウィンドウのプロパティーに関連付けられた機密ラベルの取得に使用されます。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
window: 取得するプロパティーのラベルを保持するウィンドウの ID を指定します。
property: プロパティーアトムを指定します。
sl: 指定したプロパティーの現在のラベルである機密ラベルを返します。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadWindow: 有効なウィンドウではありません。
BadAtom: 有効なアトムではありません。

XTSOLgetPropUID(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLgetPropUID – ウィンドウのプロパティーに関連付けられた UID の取得

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLgetPropUID (display, window, property, uidp);
Display *display;
Window window;
Atom property;
uid_t *uidp;

機能説明

クライアントには、PRIV_WIN_DAC_READ および PRIV_WIN_MAC_READ 特権が必要です。XTSOLgetPropUID() は、ウィンドウのプロパティーの所有権を取得します。クライアントは、これを使用して、それ自体が作成したのではないオブジェクトの所有権を取得できます。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
window: 取得するプロパティーの UID を保持するウィンドウの ID を指定します。
property: プロパティーアトムを指定します。
uidp: 指定したプロパティーの現在の UID である UID を返します。クライアントは、uid_t タイプの記憶領域を提供し、この記憶領域のアドレスを関数の引数として渡す必要があります。クライアントは、uid_t へのポインタを提供する必要があります。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadWindow: 有効なウィンドウではありません。
BadAtom: 有効なアトムではありません。

XTSOLgetResAttributes(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLgetResAttributes – ウィンドウまたはピクセルマップに関連付けられたすべてのラベル属性の取得

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLgetResAttributes(display, object, type, winattrp);

Display *display;
XID object;
ResourceType type;
XTSOLResAttributes *winattrp;

機能説明

クライアントには、PRIV_WIN_DAC_READ および PRIV_WIN_MAC_READ 特権が必要です。XTSOLgetResAttributes() は、関連付けられたすべてのラベル属性を 1 回の呼び出しで取得する場合に使用します。この属性には、UID、機密ラベル、およびワークステーション所有者が含まれます。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
object: ウィンドウシステムオブジェクトの ID を指定します。指定可能なウィンドウシステムオブジェクトは、ウィンドウとピクセルマップです。
type: アクセスしようとしている資源のタイプを指定します。指定可能な値は IsWindow および IsPixmap です。
winattrp: クライアントは、XTSOLResAttributes へのポインタを提供する必要があります。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadWindow: 有効なウィンドウではありません。
BadPixmap: 有効なピクセルマップではありません。
BadValue: 有効なタイプではありません。

XTSOLgetResLabel(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLgetResLabel – ウィンドウ、ピクセルマップ、またはカラーマップに関連付けられたラベルの取得

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLgetResLabel(display, object, type, sl);

Display *display;
XID object;
ResourceType type;
m_label_t *sl;

機能説明

クライアントには、PRIV_WIN_DAC_READ および PRIV_WIN_MAC_READ 特権が必要です。XTSOLgetResLabel() は、ウィンドウ、ピクセルマップ、またはカラーマップに関連付けられたラベルを取得する場合に使用します。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
object: 取得するラベルを持つウィンドウシステムオブジェクトの ID を指定します。指定可能なウィンドウシステムオブジェクトは、ウィンドウ、ピクセルマップ、およびカラーマップです。
type: アクセスしようとしている資源のタイプを指定します。指定可能な値は、IsWindow、IsPixmap、または IsColormap です。
sl: 指定したオブジェクトの現在のラベルである機密ラベルを返します。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadPixmap: 有効なピクセルマップではありません。
BadValue: 有効なタイプではありません。

XTSOLgetResUID(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLgetResUID – ウィンドウやピクセルマップに関連付けられた UID の取得

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLgetResUID(display, object, type, uidp);

Display *display;
XID object;
ResourceType type;
uid_t *uidp;

機能説明

クライアントには、PRIV_WIN_DAC_READ および PRIV_WIN_MAC_READ 特権が必要です。

XTSOLgetResUID() は、ウィンドウシステムオブジェクトの所有権を取得します。クライアントは、これを使用して、それ自体が作成したのではないオブジェクトの所有権を取得できます。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
object: 取得する UID を持つウィンドウシステムオブジェクトの ID を指定します。指定可能なウィンドウシステムオブジェクトは、ウィンドウまたはピクセルマップです。
type: アクセスしようとしている資源のタイプを指定します。指定可能な値は IsWindow および IsPixmap です。
uidp: 指定したオブジェクトの現在の UID である UID を返します。クライアントは、uid_t へのポインタを提供する必要があります。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadWindow: 有効なウィンドウではありません。
BadPixmap: 有効なピクセルマップではありません。
BadValue: 有効なタイプではありません。

XTSOLgetSSHeight(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLgetSSHeight – 画面ストライプの高さの取得

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLgetSSHeight(display, screen_num, newheight);

Display *display;
int screen_num;
int *newheight;

機能説明

XTSOLgetSSHeight() は、画面の下部にある、トラステッド画面ストライプの高さを取得します。現在のところ、画面のストライプが表示されるのはデフォルト画面だけです。クライアントは、トラステッドパスプロセス属性を保持する必要があります。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
screen_num: 画面の番号を指定します。
newheight: ストライプの高さが返される記憶領域を指定します (高さの単位はピクセル)。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadValue: 有効な screen_num または newheight ではありません。

XTSOLgetWorkstationOwner(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLgetWorkstationOwner – ワークステーションの所有権の取得

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLgetWorkstationOwner(display, uidp);

Display *display;
uid_t *uidp;

機能説明

XTSOLgetWorkstationOwner() は、ワークステーションの所有権の取得に使用します。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
uidp: 指定された Display ワークステーションサーバーの現在の UID である UID を返します。クライアントは、uid_t へのポインタを提供する必要があります。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。

XTSOLIsWindowTrusted(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー

名前

XTSOLIsWindowTrusted – ウィンドウがトラステッドクライアントにより作成されたものかどうかのテスト

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Bool XTSOLIsWindowTrusted(display, window);

Display *display;
Window window;

機能説明

XTSOLIsWindowTrusted() は、window がトラステッドクライアントにより作成されるかどうかをテストします。トラステッドクライアントにより作成される window は、特殊なビットが有効に設定されています。クライアントには、この操作を実行するための特権は一切必要ありません。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
window: テストするウィンドウの ID を指定します。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

True: ウィンドウがトラステッドクライアントにより作成される場合。

エラー

BadWindow: 有効なウィンドウではありません。

SunOS 5.10 最終更新日 2006 年 1 月 26 日

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー

XTSOLMakeTPWindow(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー

名前

XTSOLMakeTPWindow – このウィンドウをトラステッドパスウィンドウにする

形式

 #include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLMakeTPWindow(display, w);

Display *display;
Window w;

機能説明

XTSOLMakeTPWindow() は、ウィンドウをトラステッドパスウィンドウにする場合に使用します。トラステッドパスウィンドウは、常にほかのウィンドウより前面に配置されます。クライアントは、トラステッドパスプロセス属性セットを保持する必要があります。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
w: ウィンドウの ID を指定します。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadWindow: 有効なウィンドウではありません。
BadValue: 有効なタイプではありません。

SunOS 5.10 最終更新日 2006 年 1 月 26 日

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー

XTSOLsetPolyInstInfo(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLsetPolyInstInfo – 多インスタンス化情報の設定

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLsetPolyInstInfo(display, sl, uidp, enabled);

Display *display;
m_label_t sl;
uid_t *uidp;
int enabled;

機能説明

XTSOLsetPolyInstInfo() は、プロパティー資源を取得するための多インスタンス化情報を設定します。デフォルトでは、クライアントが多インスタンス化されたプロパティーのプロパティーデータを要求する場合、返されるデータは要求元クライアントの SL および UID に対応します。特定の sl および uid を持つプロパティーに関連付けられたプロパティーデータを取得する場合、クライアントはこの呼び出しを使って、enabled フラグを TRUE に設定し、 SL および UID を指定します。また、クライアントは、プロパティー値を取得したあとで、enabled フラグを FALSE に戻します。クライアントは、PRIV_WIN_MAC_WRITE および PRIV_WIN_DAC_WRITE 特権を保持する必要があります。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
sl: 機密ラベルを指定します。
uidp: UID へのポインタを指定します。
enabled: クライアントが、取得したプロパティー情報を設定できるかどうかを指定します。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadValue: display または sl が有効ではありません。

XTSOLsetPropLabel(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLsetPropLabel – ウィンドウのプロパティーに関連付けられたラベルの設定

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLsetPropLabel(*display, window, property, *sl);

Display *display;
Window window;
Atom property;
m_label_t *sl;

機能説明

XTSOLsetPropLabel() は、ウィンドウのプロパティーに関連付けられている機密ラベルの変更に使用されます。クライアントは、PRIV_WIN_DAC_WRITE、PRIV_WIN_MAC_WRITE、および PRIV_WIN_UPGRADE_SL 特権を保持する必要があります。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
window: 変更するプロパティーのラベルを保持するウィンドウの ID を指定します。
property: プロパティーアトムを指定します。
sl: 機密ラベルへのポインタを指定します。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadWindow: 有効なウィンドウではありません。
BadAtom: 有効なアトムではありません。
BadValue: 有効な sl ではありません。

XTSOLsetPropUID(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLsetPropUID – ウィンドウのプロパティーに関連付けられた UID の設定

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLsetPropUID(display, window, property, uidp);

Display *display;
Window window;
Atom property;
uid_t *uidp;

機能説明

XTSOLsetPropUID() は、ウィンドウのプロパティーの所有権を変更します。これは、別のクライアントが、それ自体が作成したのではないウィンドウのプロパティーを変更することを可能にします。クライアントは、PRIV_WIN_DAC_WRITE および PRIV_WIN_MAC_WRITE 特権を保持する必要があります。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
window: 変更するプロパティーの UID を持つウィンドウの ID を指定します。
property: プロパティーアトムを指定します。
uidp: UID を含む uid_t へのポインタを指定します。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadWindow: 有効なウィンドウではありません。
BadAtom: 有効なアトムではありません。

XTSOLsetResLabel(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLsetResLabel – ウィンドウまたはピクセルマップに関連付けられたラベルの設定

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLsetResLabel(display, object, type, sl);

Display *display;
XID object;
ResourceType type;
m_label_t *sl;

機能説明

クライアントは、PRIV_WIN_DAC_WRITE、PRIV_WIN_MAC_WRITE、PRIV_WIN_UPGRADE_SL、および PRIV_WIN_DOWNGRADE_SL 特権を保持する必要があります。

XTSOLsetResLabel() は、ウィンドウまたはピクセルマップに関連付けられたラベルを変更する場合に使用します。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
object: 変更するラベルを持つウィンドウシステムオブジェクトの ID を指定します。指定可能なウィンドウシステムオブジェクトは、ウィンドウおよびピクセルマップです。
type: アクセスしようとしている資源のタイプを指定します。指定可能な値は IsWindow および IsPixmap です。
sl: 機密ラベルへのポインタを指定します。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadPixmap: 有効なピクセルマップではありません。
BadValue: type または sl が有効ではありません。

XTSOLsetResUID(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLsetResUID – ウィンドウ、ピクセルマップ、またはカラーマップに関連付けられた UID の設定

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLsetResUID(display, object, type, uidp);

Display *display;
XID object;
ResourceType type;
uid_t *uidp;

機能説明

クライアントは、PRIV_WIN_DAC_WRITE および PRIV_WIN_MAC_WRITE 特権を保持する必要があります。XTSOLsetResUID() は、ウィンドウシステムオブジェクトの所有権を変更します。これにより、クライアントは、オブジェクトを作成してからその所有権を変更できます。新しい所有者は、このオブジェクトを、それ自体が作成したオブジェクトであるかのように変更できます。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
object: 変更する UID を持つウィンドウシステムオブジェクトの ID を指定します。指定可能なウィンドウシステムオブジェクトは、ウィンドウとピクセルマップです。
type: アクセスしようとしている資源のタイプを指定します。指定可能な値は、次のとおりです。IsWindow および IsPixmap
uidp: UID を含む uid_t 構造体へのポインタを指定します。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadWindow: 有効なウィンドウではありません。
BadPixmap: 有効なピクセルマップではありません。
BadValue: 有効なタイプではありません。

XTSOLsetSessionHI(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLsetSessionHI – セッション最上位機密ラベルをウィンドウサーバーに設定する

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLsetSessionHI(display, sl);

Display *display;
m_label_t *sl;

機能説明

XTSOLsetSessionHI() Trusted Extensions ウィンドウシステムの TCB コンポーネントである logintool によりセッション最上位機密ラベルが設定されると、Xsun は、セッション最上位ラベルよりも高い機密ラベルで稼働中のクライアントからの接続要求を拒否します。クライアントは、PRIV_WIN_CONFIG 特権を保持する必要があります。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
sl: セッション最上位ラベルとして使用する機密ラベルへのポインタを指定します。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。

XTSOLsetSessionLO(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLsetSessionLO – セッション最下位機密ラベルをウィンドウサーバーに設定する

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLsetSessionLO(display, sl);

Display *display;
m_label_t *sl;

機能説明

XTSOLsetSessionLO() は、セッション最下位機密ラベルを設定します。Trusted Extensions ウィンドウシステムの TCB コンポーネントである logintool によりセッション最下位ラベルが設定されると、 Xsun は、セッション最下位ラベルよりも低い機密ラベルで稼働するクライアントからの接続要求を拒否します。クライアントは、PRIV_WIN_CONFIG 特権を保持する必要があります。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
sl: セッション最下位ラベルとして使用する機密ラベルへのポインタを指定します。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。

XTSOLsetSSHeight(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLsetSSHeight – 画面ストライプの高さの設定

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLsetSSHeight(display, screen_num, newheight);

Display *display;
int screen_num;
int newheight;

機能説明

XTSOLsetSSHeight() は、画面の下部にある、トラステッド画面ストライプの高さを設定します。現在のところ、画面のストライプが表示されるのはデフォルト画面だけです。クライアントは、トラステッドパスプロセス属性を保持する必要があります。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay から返されます。
screen_num: 画面の番号を指定します。
newheight: ストライプの高さをピクセルで指定します。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。
BadValue: 有効な screen_num または newheight ではありません。

XTSOLsetWorkstationOwner(3XTSOL)

名前 | 形式 | 機能説明 | パラメータ | 属性 | 戻り値 | エラー | 関連項目

名前

XTSOLsetWorkstationOwner – ワークステーションの所有権の設定

形式

#include <X11/extensions/Xtsol.h>

Status XTSOLsetWorkstationOwner(display, uidp);

Display *display;
uid_t *uidp;
XTSOLClientAttributes *clientattrp;

機能説明

XTSOLsetWorkstationOwner() は、Solaris Trusted Extensions の logintool により、ワークステーションサーバーの所有者として識別されるユーザー ID の割り当てに使用されます。このユーザー ID で稼働しているクライアントは、キーボードマッピング、マウスマッピング、および修飾子マッピングなどのサーバーのデバイスオブジェクトを設定できます。このクライアントは、トラステッドパスプロセス属性を保持する必要があります。

パラメータ

display: Display 構造体へのポインタを指定します。これは、XOpenDisplay() から返されます。
uidp: UID を含む uid_t 構造体へのポインタを指定します。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWxwts
MT レベル	MT-危険

戻り値

なし

エラー

BadAccess: 特権がありません。