/usr/dt/config/sel_config
sel_config ファイルは、ユーザーがラベルの異なるウィンドウ間でデータ転送を行う際の、Trusted Extensions を使って設定されたシステムの動作を指定します。転送操作には、カット&ペースト、コピー&ペースト、およびドラッグ&ドロップが含まれます。このファイルには、自動確認と自動応答という 2 つのエントリが含まれます。
このタイプのエントリでは、確認ウィンドウ (選択確認) を表示するかどうかを指定します。各エントリの形式は、次のようになります。
relationship: confirmation |
relationship は、選択したデータの転送元および転送先ウィンドウのラベルを比較した結果を示します。次の 3 つの値を指定できます。
転送元ウィンドウのラベルは、転送先ウィンドウのラベルより小さいことを示します。
転送元ウィンドウのラベルが、転送先ウィンドウのラベルより大きいことを示します。
転送元ウィンドウのラベルと転送先ウィンドウのラベルが無関係であることを示します。一方のラベルが他方より優位であるということはありません。
confirmation は、自動確認を実行するかどうかを指定します。次に指定できる値を示します。
手動確認を使用します。選択確認ウィンドウが表示されます。これはデフォルトです。
自動確認を使用します。選択確認ウィンドウは表示されません。
ユーザーが 1 つの操作を実行すると、転送元ウィンドウと転送先ウィンドウ間で複数の情報フローが実行されます。自動応答のエントリセットを設定することにより、ユーザーに求められる確認の数を減らすことができます。
次の形式のエントリが 1 つ存在する必要があります。
autoreply: value |
value が y (yes の略) の場合、セットの残りのエントリが選択データの属性 (実際の内容ではなく) として使用され、確認を求めずに操作が完了します。value が n (no の略) の場合、残りのエントリは無視されます。
コンファーマウィンドウに表示されるすべての type フィールドで、デフォルトを指定できます。次に、デフォルトのエントリ例を示します。
replytype: TARGETS replytype: Pixel Sets replytype: LENGTH replytype: Type Of Monitor |
TARGETS エントリを使用すると、転送元ウィンドウでサポートされるターゲットアトムのリストが返されます。ドラッグ&ドロップ操作時のアニメーションに、Pixel Sets および Type Of Monitor エントリが使用されます。LENGTH エントリは、選択内のバイト数を指定します。
次の属性については、attributes(5) を参照してください。
属性タイプ |
属性値 |
---|---|
使用条件 |
SUNWtsu |