このマニュアルでは、Compartmented Mode Workstation Labeling ソフトウェアの Release 2.2 で処理されるエンコーディング形式について説明します。これは、同ソフトウェアの Release 2.1 に関するマニュアルである [DDS-2600-6216-91] の改訂版です。このマニュアルの対象読者は、CMW の Release 2.2 を自社製品のベースとして組み込んだベンダーであり、エンコーディングファイルに関する高信頼運用マニュアルとして本書を使用することができます。本書は、次の前提のもとに、エンコーディングする各種コンポーネントの目的について説明します。
Compartmented ModeWorkstation Labeling ソフトウェアの Release 2.2 が、米国防情報局が提示するユーザーインタフェースのガイドラインに従って CMW に組み込まれている。
プリンタのバナーページは、Release 2.2 を使用して同ソフトウェアと共に配布されたデモ用プログラムと同様な方法で作成する。ただし、プリンタのバナーには、語句の長形式名しか表示しない。
エンコーディングファイルでは、1 行につき最大 256 文字まで指定できる。
格付けは、最高 256 個まで指定できる。
コンパートメントビットは、最高 128 個まで使用できる。
マーキングビットは、最高 128 個まで使用できる。
エンコーディングファイルの処理に割り当てられる記憶領域容量以外に制約はない。
ベンダーが自分たちのシステムでフラグ機能を使用する場合、または上記以外の制約がある場合は、本書を自分たちのマニュアルに組み込む前に、適宜修正する必要があります。
さらに、本書では、ラベルを変更する際にグラフィカルユーザーインタフェースを使用しないことを前提として記述されています。グラフィカルユーザーインタフェースがサポートされており、かつそれが [DSS-2600-6215-91] のガイドラインにも準拠している場合は、本書を改訂して、たとえば、階層と組み合わせ制約が、選択できない語句の記述にどのような影響を与えるかなど、エンコーディングがグラフィカルユーザーインタフェースに及ぼす影響ついてさらに詳細に説明する必要があります ([DSS-2600-6215-91] ガイドラインの G5 を参照のこと)。