コンパートメントモードワークステーションのラベル作成: エンコード形式

エンコーディングファイルの作成

エンコーディングファイルを作成する際の第 1 段階として、CMW で実装されるラベル群を定義します。ラベルを定義するには、次の作業を行う必要があります。

  1. 格付けを表す長形式名と短形式名、および情報ラベル、機密ラベル、認可上限を構成する語句を決定する。

  2. 格付けと語句を組み合わせる際の一連のルールを決定する。

  3. 最下位の格付け、取り扱いチャネル、およびプリンタバナーページに表示する必要のあるコンパートメントとマーキングに関連したその他の情報を決定する。

  4. システムに固有な最下位機密ラベルと最下位認可上限を決定する。

  5. ユーザー認可範囲 (通常のシステムユーザーが使用できる一連の機密ラベル) を決定する。

次に、これらのラベル群をエンコーディングするための作業には、次のものがあります。

  1. 格付けを表現する内部的な整数を決定する。

  2. 機密ラベルおよび認可上限に使用する語句について、内部的なコンパートメントビットの文字列表現を決定する。

  3. 情報ラベルに使用する語句について、内部的なコンパートメントビットとマーキングビットの文字列表現を決定する。

格付けと語句の組み合わせに関するルールを使用して、次の決定がなされます。

これらの決定は、整数およびビット文字列を使用した内部表現の選択に影響を与えます。

正しい形式のラベルと組み合わせ判定に関するルールを作成するのが、エンコーディングを作成するうえでもっとも重要で複雑な作業です。この詳細については、次に説明します。