コンパートメントモードワークステーションのラベル作成: エンコード形式

キーワード minimum protect as classification=

キーワード minimum sensitivity label= に続いて、キーワード minimum protect as classification= を指定します。このキーワードに続いて最下位格付けを指定します。あらゆるシステム出力は、別途手作業で見直して、降格しない限り、この最下位格付けのもとに保護されます。格付けの名前は、このキーワードの直後の空白文字に続く最初の空白文字以外の文字から、次のセミコロンまたは改行コードまでと見なされます。指定する名前は、エンコーディングファイルの格付けセクションに指定した格付けの短形式名、長形式名、または代替名のいずれかと一致していなければなりません。ここに指定する格付けは、最下位認可上限の格付けより上位であってはなりません。

図 6–1 の例は、出力を印刷する際に、格付けによる最下位保護がシステムによってどのように使用されるかを示しています。minimum protect as classification に指定された格付けと、データの機密ラベルの格付けのうちもっとも上位のものがバナーページの最上部と最下部、出力の保護方法を説明した警告文に出力されます。

図 6–1 格付けによる最下位保護を示すプリンタバナーの使用例

図は、TOP SECRET がデータに対する格付けによる最下位保護であることを示します。TOP SECRET は、バナーの 3 箇所に出力されます。