コンパートメントモードワークステーションのラベル作成: エンコード形式

キーワード all compartment combinations valid except:

キーワード all compartment combinations valid except: では、一部の例外的なコンパートメントの組み合わせを除き、直前のキーワード classification= で指定した格付けに関して、すべてのコンパートメントの組み合わせが有効であることを指定します。この例外は、1 行に 1 つずつ指定し、次のキーワードが指定された行でこの指定が終了します。例外に続く各行 (空白行とコメント行を除く) には、機密ラベルを 1 つずつ指定します。これらの機密ラベル行は、classification= または minimum clearance= というキーワードが指定された行で終了します。機密ラベルは少なくとも 1 つ指定する必要があります。

指定する各機密ラベルは、CLASSIFICATIONS: および SENSITIVITY LABELS: の両セクションのエンコーディング値に基づいた正しい形式でなければなりません。さらに、各機密ラベルは、標準形で指定する必要があります。標準形の機密ラベルとは、sname で始まり、続いて SENSITIVITY LABELS: WORDS: で定義した名前を 0 個以上指定したものです。なお、この指定順序は、SENSITIVITY LABELS: セクションでの語句の指定順序と同じです。

機密ラベルは、コンパートメントの組み合わせを指定するために使用します。機密ラベルに指定した格付けは、妥当性チェックが終了したあとは無視されます。ただし、各機密ラベルの格付けは、直前に指定したキーワード classification= と同じでなければなりません。

次に、上述した例を取り上げ、キーワード all compartment combinations valid except: を使用した現実的なユーザー認可範囲の指定例を示します。

classification= TS; all compartment combinations valid except:
TS
TS A
TS B