次の手順では、新しいブート環境に対してパッチの削除と追加を行います。
Solaris Live Upgrade でパッケージやパッチの追加または削除を行うには、パッケージやパッチが SVR4 パッケージガイドラインに準拠している必要があります。Sun のパッケージはこのガイドラインに準拠していますが、サードパーティーベンダーのパッケージがこれに準拠しているとは限りません。非準拠のパッケージを追加しようとすると、パッケージ追加ソフトウェアの障害が発生するか、アクティブブート環境が改変されてしまう可能性があります。
スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細は、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
新しいブート環境から 1 つのパッチまたは一連のパッチを削除するには、次のように入力します。
# luupgrade -T -n second_disk patch_name |
指定したパッチをブート環境から削除することを示します。
パッチを削除するブート環境の名前を指定します。
削除するパッチの名前を指定します。複数のパッチ名を指定する場合は、スペースで区切ります。
新しいブート環境に 1 つのパッチまたは一連のパッチを追加するには、次のコマンドを入力します。
# luupgrade -t -n second_disk -s /path-to-patches patch-name |
ブート環境にパッチを追加することを示します。
パッチを追加するブート環境の名前を指定します。
追加するパッチが含まれているディレクトリへのパスを指定します。
追加するパッチの名前を指定します。複数のパッチ名を指定する場合は、スペースで区切ります。
この例では、second_disk ブート環境に対してパッチの削除と追加を行います。
# luupgrade -T -n second_disk 222222-01 # luupgrade -t -n second_disk -s /net/installmachine/export/packages \ 333333-01 4444444-01 |