ここでは、DR に関する重要なバグについて説明します。
プロセスによってネットワークデバイスが開いた状態に保持されていると、そのデバイスが関連する DR 操作はすべて失敗します。参照カウントを保持しているデーモンやプロセスによって、DR 操作が中止されます。
回避方法: スーパーユーザーとして次の手順を実行します。
/rplboot ディレクトリを削除するか、またはディレクトリ名を変更します。
NFS サービスを停止します。
# sh /etc/init.d/nfs.server stop |
ブートサーバーサービスを停止します。
# sh /etc/init.d/boot.server stop |
DR による切り離し操作を実行します。
NFS サービスを再起動します。
# sh /etc/init.d/nfs.server start |
ブートサーバーサービスを再起動します。
# sh /etc/init.d/boot.server start |
Sun Fire ミッドレンジシステムでは、CompactPCI (cPCI) 入出力ボード上のポート 0 (P0) が使用不可になっているときは、このボードを構成解除することはできません。この問題は、Solaris 10 および Solaris 9 ソフトウェアで発生します。また、次のパッチが 1 つ以上インストールされている Solaris 8 ソフトウェアでも発生します。
パッチ ID 108528-11 〜 108528-29
パッチ ID 111372-02 〜 111372-04
また、このエラーは cPCI ボードを使用する DR 操作中にのみ発生します。次のようなエラーメッセージが表示されます。
# cfgadm -c unconfigure NO.IB7 cfgadm: Hardware specific failure: unconfigure N0.IB7: Device busy:/ssm@0,0/pci@1b,700000/pci@1 |
NO.IB7 は、P0 が使用不可となっている CompactPCI 入出力ボードです。
回避方法: ポート 0 ではなく、スロットを使用不可にします。