例として、ATOK の辞書ファイルを変換し Wnn8 のユーザー辞書へ登録する手順を解説します。
他社入力システムの辞書をテキスト形式で保存する
他社入力システムの辞書情報は、テキスト形式で保存する必要があります。保存方法の詳細は、それぞれのマニュアルやヘルプを参照してください。
辞書コンバータに関する制限事項
辞書コンバータが対応している他社入力システム
ATOK13、14 および MS-IME97、2000 に対応しています。
異なるバージョンの辞書ファイルは正常に変換できません。
またこれら以外の製品には対応していません。
文字コードに関する制限事項
変換元のテキスト形式辞書に使用可能な文字コードは、EUC、JIS、S-JIS および Unicode (UTF-8、UTF-16) です。出力される Wnn 形式のテキスト辞書ファイルは EUC になります。
なお、第 3、第 4 水準の文字には対応していません。
各設定箇所を指定する
変換方法、他社のテキスト辞書ファイル、作成する Wnn テキスト辞書ファイルを指定します。それぞれ指定できたら、「変換」ボタンで変換を実行します。
辞書変換完了のメッセージ
変換が完了すると「変換完了ダイアログ」が表示されます。
この時点では変換が行われただけで、辞書情報までは登録されていません。続けて「ユーザー辞書に登録」を選択します。
単語登録の「テキストファイルから一括登録」で辞書情報を登録
単語登録の「テキストファイルから一括登録」画面に自動的に切り替わります。「一括登録テキストファイル」欄には変換された Wnn8 テキスト辞書ファイルが転送されます。「辞書ファイル」には標準のユーザー単語登録辞書が設定されますので、必要に応じて切り替えてください。「登録」ボタンをクリックすると一括登録が行われます。