ライセンスサーバーの本体です。ライセンスサーバーは、1 ホストマシン上で 1 プロセスのみ起動できます。root ユーザーのみ起動することが可能です。
ライセンスサーバーの実体は以下の場所にあります。
/usr/lib/wnn/dpkeyserv
ライセンスサーバーは通常はシステム立ち上げ時に起動されます。
手動で起動または停止する必要の有る場合は、以下のコマンドを実行してください。
【起動】# svcadm enable wnn8/server 【停止】# svcadm disable wnn8/server |
dpkeyserv は実行時に以下のコマンドオプションが利用できます。
ただし起動スクリプトの実行時には指定できません。
dpkeyserv [-a dpkeyallow_file] [-f dpkeylist_file] [-l <logfile>] [-L <logfile>] [-t min] [-v] |
アクセス制御リストのファイルパスを指定します。
指定がなければ標準の保存場所を検索します。
ソフトウェア許諾リストのファイルパスを指定します。
指定がなければ標準の保存場所を検索します。
通信状況のログを logfile に保存します。
ログファイル名 logfile の引数の省略時には以下の優先順位で対応します。
環境変数 DPKEY_LOGFILE での指定
環境変数 DPKEYVARDIR 以下の dpkeyserv.log
/var/lib/wnn/dp/dpkeyserv.log
通信パケットのダンプも含めた詳細なログを logfile に保存します。
ログファイル名省略時の対応は、-l オプションと同じです。
アプリケーションが未使用の状態でここで指定した時間を経過すると、そのライセンスを強制解放します。「分」単位で指定します。
dpkeylist における「未使用時間のタイマー」と同じ機能ですが、-t オプションでは管理する全ソフトウェアに対し有効となります。
バージョンを表示します。