Solaris 10 8/07 ご使用にあたって

ゾーン用のパッチを削除したあとに pkgchk を実行すると、エラーメッセージが表示される (6267966)

patchadd コマンドと patchrm コマンドは、ファイルシステムを継承した非大域ゾーンでは適切に動作しません。この結果、次の状況のときにこれらのゾーンで pkgchk コマンドを実行すると、パッケージに関するエラーメッセージが生成されることがあります。

  1. 大域ゾーンで patchadd コマンドを使用して、Solaris 10 ゾーンシステムにパッチを適用します。

  2. patchrm コマンドを使用して、適用したパッチを削除します。

  3. ファイルシステムを継承した非大域ゾーンで、削除したパッチに含まれるパッケージに関する情報について pkgchk コマンドを使って確認します。

上記の状況のときに、SUNWcsu に対して pkgchk コマンドを使用すると、次のようなメッセージが表示されます。


# pkgchk SUNWcsu
ERROR: /usr/lib/inet/certdb
     modtime <04/26/05 10:55:26 PM> expected <01/23/05 01:48:24 AM> actual
     file size <36012> expected <42152> actual
     file cksum <37098> expected <19747> actual
ERROR: /usr/lib/inet/certlocal
     modtime <04/26/05 10:55:26 PM> expected <01/23/05 01:48:24 AM> actual
     file size <44348> expected <84636> actual

回避方法: ありません。このエラーが発生しても問題はありません。このエラーメッセージは無視してください。