Solaris 10 8/07 インストールガイド (インストールとアップグレードの計画)

シングルユーザーモードでのブート時に表示されるミラー保守管理に関する通知

ルート (/)、/usr、およびswap のミラーを持つシステムをシングルユーザーモードでブートした場合、これらのミラーの保守管理が必要であることが、システムから通知されます。metastat コマンドでこれらのミラーを確認すると、「Needing Maintenance」という状態情報が表示されます。システム上のすべてのミラーでこの現象が起きる場合もあります。

これは危険な状況に見えますが、心配はいりません。metasync -r コマンドは通常、ブート時にミラーの再同期のために実行されますが、 システムがシングルユーザーモードでブートされた場合には実行を中断されます。システムをリブートすると、metasync -r コマンドが実行され、すべてのミラーの再同期が取られます。

この中断が問題になる場合は、手動で metasync -r コマンドを実行してください。

metasync の詳細については、metasync(1M) のマニュアルページと、『Solaris ボリュームマネージャの管理』を参照してください。