Solaris 10 8/07 インストールガイド (ネットワークインストール)

ProcedureNIS+ を使ってロケールを事前設定する方法

この手順は、NIS+ ドメインが設定されていると仮定しています。NIS+ ドメインの設定については、『Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)』を参照してください。

  1. ネームサーバーに、スーパーユーザーまたは NIS+ admin グループのユーザーとしてログインします。

  2. locale テーブルを作成します。


    # nistbladm -D access=og=rmcd,nw=r -c locale_tbl name=SI,nogw=
    locale=,nogw= comment=,nogw= locale.org_dir.`nisdefaults -d`
    
  3. locale に必要なエントリを追加します。


    # nistbladm -a name=namelocale=locale comment=comment
    locale.org_dir.`nisdefaults -d`
    
    name

    デフォルトのロケールを事前設定するドメイン名または特定のシステム名。

    locale

    システムにインストールし、システムのリブート後にデスクトップ上で使用するロケール。使用できるロケール値のリストについては、『国際化対応言語環境の利用ガイド』を参照してください。

    comment

    コメントフィールド。複数の単語を使ったコメントは、前後を二重引用符で囲んでください。


    注 –

    ロケールは、Solaris DVD または Solaris SOFTWARE - 1 CD に入っています。


    これでドメインまたは locale テーブルで個別に指定したシステムは、デフォルトのロケールを使用するように設定されました。ここで指定したデフォルトロケールは、インストール時に使用されるとともに、システムのリブート後のデスクトップでも使用されます。

インストールの続行

NIS+ ネームサービスを使ってネットワーク経由のインストールを行うには、インストールサーバーを設定し、システムをインストールクライアントとして追加する必要があります。詳細については、第 4 章「ネットワークからのインストール (概要)」を参照してください。

NIS+ ネームサービスを使ってカスタム JumpStart インストールを行うには、プロファイルと rules.ok ファイルを作成する必要があります。詳細については、『Solaris 10 8/07 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)』の第 2 章「カスタム JumpStart (概要)」を参照してください。

参照

NIS+ ネームサービスの詳細は、『Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : NIS+ 編)』を参照してください。