Solaris 10 8/07 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)

Procedureanalyze_patches スクリプトを実行する方法


注 –

analyze_patches スクリプトを実行するには、インストール済みシステムと Solaris Operating System DVD、Solaris SOFTWARE CD、またはネットワークインストールイメージに、NFS またはローカルでマウントされたメディアを通してスクリプトからアクセスできることが必要です。


  1. Misc ディレクトリに移動します。

    • SPARC: ローカルでマウントされたメディアにイメージが置かれている場合は、次のように入力します。


      # cd /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_10/Misc
      
    • x86: ローカルでマウントされたメディアにイメージが置かれている場合は、次のように入力します。


      # cd /cdrom/cdrom0/Solaris_10/Misc
      

      このコマンドの date は、リリースの実際の日付です (06 など)。

    • イメージが NFS ファイルシステム上にある場合は、次のように入力します。


      # cd /NFS_mount_directory/Solaris_10/Misc
      
  2. analyze_patches スクリプトを実行します。


    # ./analyze_patches -R rootdir -N netdir -D databasedir
    
    -R rootdir

    rootdir はインストール済みシステムのルートです。デフォルトは / です。

    -N netdir

    netdir は、インストールする OS イメージのルートのパスです。デフォルトは /cdrom/cdrom0 です。netdir は、Solaris_10 ディレクトリを含んでいるディレクトリのパスです。NFS マウントポイントから patch_analyzer を実行している場合は、このオプションを使用する必要があります。

    -D databasedir

    OS イメージ内の Misc/ ディレクトリ以外のディレクトリからスクリプトを呼び出すと、プログラムはパッチの解析に使用するデータベースを見つけることができません。-D オプションを使用してデータベースのパスを指定してください。このデータベースは OS イメージの Solaris_10 /Misc/database に置かれています。このデータベースを使用しなければ、スクリプトは正しく動作しません。