Solaris 10 8/07 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)

メディアからのブート時のエラーメッセージ


le0: No carrier - transceiver cable problem

原因:

システムがネットワークに接続されていません。

対処方法:

ネットワークに接続せずに使用しているシステムの場合は、このメッセージは無視してください。ネットワークに接続されているシステムの場合は、Ethernet が正しく接続されているかどうか確認してください。


The file just loaded does not appear to be executable

原因:

ブート用の適切なメディアが見つかりません。

対処方法:

インストールサーバーからネットワークを介して Solaris 10 8/07 ソフトウェアをインストールするように正しく設定されているか確認します。次に、確認事項の例を示します。

  • Solaris Operating System DVD または Solaris SOFTWARE CD のイメージをインストールサーバーにコピーした場合、システムの設定時に正しいプラットフォームグループを指定したことを確認します。

  • DVD または CD メディアを使用する場合、Solaris Operating System DVD または Solaris SOFTWARE - 1 CD がインストールサーバーにマウントされ、アクセス可能であることを確認します。


boot: cannot open <filename> (SPARC ベースのシステムのみ)

原因:

このエラーは、boot- file の値を明示的に上書きしたときに発生します。


注 –

filename は、問題のファイルの名前を示す変数です。


対処方法:

次の手順に従ってください。

  • PROM の boot-file の値を (無指定) に設定変更します。

  • diag-switch が off と true に設定されているか確認します。


Can't boot from file/device

原因:

インストールメディアがブート可能なメディアを見つけることができません。

対処方法:

次の条件が満たされているか確認します。

  • DVD-ROM または CD-ROM ドライブがシステムに適切に取り付けられ、電源が入っている。

  • Solaris Operating System DVD または Solaris SOFTWARE - 1 CD がドライブに挿入されている。

  • ディスクに傷や埃が付いていない。


WARNING: clock gained xxx days -- CHECK AND RESET DATE! (SPARC システムのみ)

説明:

これは参考情報です。

対処方法:

メッセージは無視して、インストールを継続してください。


Not a UFS file system (x86 システムのみ)

原因:

Solaris 10 8/07 ソフトウェアをインストールしたとき (Solaris インストールプログラムまたはカスタム JumpStart を使って)、ブートドライブを選択しませんでした。BIOS を編集してシステムをブートする必要があります。

対処方法:

BIOS を選択してブートします。詳細は、BIOS のマニュアルを参照してください。