本書では、Solaris 10 5/08 オペレーティングシステムについて説明します。Solaris 10 3/05、Solaris 10 3/05 HW1、Solaris 10 3/05 HW2、Solaris 10 1/06、Solaris 10 6/06、Solaris 10 11/06、および Solaris 10 8/07 の詳細については、『Solaris 10 ご使用にあたって』 (Sun Part No. 820–1875) を参照してください。
本書『Solaris 10 5/08 ご使用にあたって』では、インストール時および実行時の問題点について詳細を説明します。本書には、SolarisTM 10 オペレーティングシステムでのソフトウェアのサポート中止に関する情報も含まれています。
『Solaris 10 5/08 ご使用にあたって』の最新版については、http://docs.sun.com で『Solaris 10 5/08 ご使用にあたって』を検索してください。
このリリースでは、SPARC® および x86 系列のプロセッサアーキテクチャー (UltraSPARC®、SPARC64、AMD64、Pentium、Xeon EM64T) を使用するシステムをサポートします。サポートされるシステムについては、Solaris 10 Hardware Compatibility List (http://www.sun.com/bigadmin/hcl) を参照してください。本書では、プラットフォームにより実装が異なる場合は、それを特記します。
本書では、「x86」という用語は AMD64 あるいは Intel Xeon/Pentium 製品系列と互換性のあるプロセッサを使用して製造された 32 ビットおよび 64 ビットシステムを意味します。サポートされるシステムについては、Solaris 10 Hardware Compatibility List を参照してください。
本書は、Solaris に関する知識を持つ方、現在習得中の方を対象に、Solaris 10 ソフトウェアをインストールして使用するために必要な情報を提供します。
Solaris 10 ソフトウェアをインストールする際は、本書の内容を理解した上で、次のマニュアルをご利用ください。
Java Desktop System Release 3 Solaris 10 Collection - Japanese
『Solaris 10 インストールの手引き』カード
『Solaris 10 5/08 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)』
Solaris 10 System Administrator Collection - Japanese
最新の CERT 勧告については、CERT の公式 Web サイト http://www.cert.org を参照してください。
ハードウェア構成によっては、Solaris ソフトウェアのインストール時に別途作業が必要になることがあります。その場合は、各ハードウェアの製造元から提供される『Solaris Sun ハードウェアマニュアル』などのインストール手順の補足資料を参照してください。
このマニュアルでは、Sun 以外の URL を挙げ、関連する補足情報を示す場合があります。
このマニュアル内で引用する第三者の Web サイトの可用性について Sun は責任を負いません。こうしたサイトや資源上またはこれらを通じて利用できるコンテンツ、広告、製品、その他の素材について Sun は推奨しているわけではなく、Sun はいかなる責任も負いません。こうしたサイトや資源上で、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って発生した (あるいは発生したと主張される) いかなる損害や損失についても、Sun は一切の責任を負いません。
Sun の Web サイトでは、次のサービスに関する情報も提供しています。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
|
---|---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
|
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
system% su password: |
|
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
|
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
|
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
|
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
|
コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。