Solaris 10 5/08 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)

圧縮された構成ファイルの作成

add_install_client コマンドを使用してカスタム JumpStart 構成ファイルの場所を指定する代わりに、システムのブート時に構成ファイルの場所を指定することができます。ただし、指定できるファイル名は 1 つだけです。したがって、すべてのカスタム JumpStart 構成ファイルを 1 つのファイルに圧縮する必要があります。

圧縮された構成ファイルの形式は、次のいずれかにしてください。

Procedure圧縮された構成ファイルを作成する方法

  1. プロファイルサーバー上の JumpStart ディレクトリに移動します。


    # cd jumpstart_dir_path
    
  2. 圧縮ツールを使って、すべてのカスタム JumpStart 構成ファイルを 1 つのファイルに圧縮します。


    注 –

    圧縮構成ファイルに相対パスを含めないでください。カスタム JumpStart 構成ファイルは、圧縮されたファイルと同じディレクトリに置かれている必要があります。


    圧縮された構成ファイルには、次のファイルが含まれている必要があります。

    • プロファイル

    • rules

    • rules.ok

    圧縮された構成ファイルに、さらに sysidcfg ファイルを入れることもできます。

  3. 圧縮された構成ファイルを NFS サーバー、HTTP サーバー、またはローカルハードディスク上に保存します。

圧縮された構成ファイルの例

次の例は、tar コマンドを使って、圧縮された構成ファイルを config.tar という名前で作成します。カスタム JumpStart 構成ファイルはすべて /jumpstart ディレクトリにあります。


例 4–7 圧縮された構成ファイルの作成


# cd /jumpstart
# tar -cvf config.tar *
a profile 1K
a rules 1K
a rules.ok 1K
a sysidcfg 1K