次に示す手順は、ネットワークインストールの情報を次の場所に格納している場合にのみ実行してください。
/etc/bootparams ファイル内。
ネームサービス bootparams データベース内。bootparams データベースを更新するには、手順 3 に示されているエントリを追加してください。
次に示す手順は、同じタイプのシステム (たとえばすべて SPARC システム) で実行する必要があります。
次のような場合には、この手順を実行しないでください。
フロッピーディスクに JumpStart ディレクトリを保存する場合。
システムをブートするときにプロファイルサーバーの場所を指定する場合。異なるアーキテクチャーのシステムがある場合、システムをブートするときにプロファイルサーバーの場所を指定する必要があります
前述の場合には、SPARC システムでは boot コマンドを使用し、x86 システムでは GRUB メニューを使用してください。
DHCP サーバーにネットワークインストールの情報を格納することもできます。
SPARC システムの場合は、add_install_client コマンドに -d オプションを指定して、カスタム JumpStart プログラムが DHCP サーバーを使用するように指定します。または boot コマンドに dhcp オプションを指定して、カスタム JumpStart プログラムが DHCP サーバーを使用するように指定します。このオプションを使用する手順については、「SPARC: boot コマンドのコマンドリファレンス」を参照してください。
x86 システムでは、次のいずれかの方法で dhcp を使用します。
インストールサーバーを使用する場合は、add_install_client コマンドに -d オプションを指定して、カスタム JumpStart プログラムが DHCP サーバーおよび PXE を使用するように指定します。
GRUB メニューの GRUB エントリを編集して dhcp オプションを追加します。GRUB エントリを編集する手順については、「x86: GRUB ブートコマンドの編集によるカスタム JumpStart インストールの実行」を参照してください
インストールサーバーまたはブートサーバーにスーパーユーザーとしてログインします。
テキストエディタを使用して /etc/bootparams を開きます。
* install_config=server:jumpstart_dir_path |
すべてのシステムにアクセスできるように指定するワイルドカード文字
JumpStart ディレクトリがあるプロファイルサーバーのホスト名
JumpStart ディレクトリの絶対パス
たとえば、次のエントリはすべてのシステムが、sherlock というプロファイルサーバーにある /jumpstart ディレクトリにアクセスできるようにします。
* install_config=sherlock:/jumpstart |
この手順を使用した場合、インストールクライアントを起動したときに次のエラーメッセージが表示されることがあります。
WARNING:getfile:RPC failed:error 5:(RPC Timed out).
このエラーメッセージの詳細は、「ネットワークからのブート時のエラーメッセージ」を参照してください。
これで、すべてのシステムはプロファイルサーバーにアクセスできるようになりました。