Solaris 10 5/08 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)

Procedureブート環境にインストールされているパッケージの情報を取得する

次の手順では、新しいブート環境にインストールされているパッケージの整合性を確認します。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細は、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 新しいブート環境に新たにインストールされたパッケージの整合性を確認するには、次のように入力します。


    #  luupgrade -C -n second_disk -O "-v" package-name
    
    -C

    指定したパッケージに対して pkgchk コマンドを実行することを示します。

    -n BE_name

    検査を実行するブート環境の名前を指定します。

    -O

    pkgchk コマンドにオプションを直接渡します。

    package-name

    検査するパッケージの名前を指定します。複数のパッケージ名を指定する場合は、スペースで区切ります。パッケージ名を省略すると、指定したブート環境にあるすべてのパッケージに対して検査が実行されます。

    -v

    コマンドを冗長モードで実行することを指定します。


例 5–6 ブート環境のパッケージの整合性を確認する

この例では、パッケージ SUNWabcSUNWdef、および SUNWghi を検査して、これらが正しくインストールされ損傷がないことを確認します。


# luupgrade -C -n second_disk SUNWabc SUNWdef SUNWghi