Solaris 10 5/08 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)

すべてのブート環境のステータスの表示

ブート環境についての情報を表示するには、lustatus コマンドを使用します。ブート環境を指定しない場合は、システム上のすべてのブート環境のステータス情報が表示されます。

各ブート環境について、次の詳細情報が表示されます。

Procedureすべてのブート環境のステータスを表示する

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細は、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 次のコマンドを入力します。


    # lustatus BE_name
    
    BE_name

    ステータスを表示する非アクティブブート環境の名前を指定します。BE_name を省略すると、lustatus によりシステム内のすべてのブート環境のステータスが表示されます。

    この例では、すべてのブート環境のステータスが表示されます。


    # lustatus
    boot environment   Is        Active  Active     Can	    Copy
    Name               Complete  Now	 OnReboot   Delete	 Status
    ------------------------------------------------------------------------
    disk_a_S9           yes       yes     yes        no       -    
    disk_b_S10database   yes       no      no         yes      COPYING  
    disk_b_S9a          no        no      no         yes      - 

    注 –

    disk_b_S9adisk_b_S10database に対してコピー、名前変更、アップグレードの各処理を行うことができません。これは、disk_b_S9a は未完了の状態で、disk_b_S10database は Solaris Live Upgrade による処理中だからです。