インストールサーバーには、ネットワーク上でシステムをインストールするために必要なインストールイメージが含まれます。Solaris ソフトウェアをネットワークからインストールするためには、インストールサーバーを作成する必要があります。ブートサーバーは必ずしも設定する必要はありません。
DHCP を使用してインストールパラメータを設定している場合、あるいは、インストールサーバーとクライアントが同じサブネット上にある場合、ブートサーバーは必要ありません。
インストールサーバーとクライアントが同じサブネット上に存在せず、DHCP を使用していない場合は、サブネットごとにブートサーバーを作成する必要があります。サブネットごとにインストールサーバーを作成することもできます。しかし、インストールサーバーはより多くのディスク容量を必要とします。
Solaris DVD メディアを使用して Solaris 7 OS の稼働するシステム上でインストールサーバーを設定する場合、最初に次のパッチのいずれかを適用する必要があります。
Solaris 7 オペレーティング環境 (SPARC 版) — パッチ ID 107259-03
Solaris 7 オペレーティング環境 (Intel 版) — パッチ ID 107260-03
この手順では、システムでボリュームマネージャーを実行していると仮定しています。メディアの管理にボリュームマネージャーを使用していない場合は、『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』を参照してください。
インストールサーバーとして使用するシステム上で、スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。
このシステムには DVD-ROM ドライブが必要です。さらに、システムは、このサイトのネットワークに接続されネームサービスに登録されている必要があります。ネームサービスを使用する場合、システムはすでに NIS、NIS+、DNS、または LDAP のいずれかのサービスに登録されている必要があります。ネームサービスを使用しない場合は、サイトのポリシーに従ってシステムの情報を供給する必要があります。
SPARC システムのドライブに Solaris DVD を挿入します。
DVD イメージをコピーするディレクトリを作成します。
# mkdir -p install_dir_path |
マウントされたディスクの Tools ディレクトリに移動します。
SPARC DVD メディアの場合、次のように入力します。
# cd /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_10/Tools |
x86 DVD メディアの場合、次のように入力します。
# cd /cdrom/cdrom0/Solaris_10/Tools |
ドライブ内の DVD イメージをインストールサーバーのハードディスクにコピーします。
# ./setup_install_server install_dir_path |
DVD イメージをコピーするディレクトリを指定します。
setup_install_server コマンドは、Solaris SOFTWARE のディスクイメージをコピーする十分なディスク容量があるかどうかを調べます。利用できるディスク容量を調べるには、df -kl コマンドを使用します。
ほかのシステムがインストールサーバーをマウントできるように設定する必要があるかどうかを判断します。
インストールサーバーとクライアント (インストールしているシステム) が同じサブネット上にある場合、あるいは、DHCP を使用している場合、ブートサーバーを作成する必要はありません。手順 7 に進みます。
インストールサーバーがインストールするシステムと同じサブネット上に存在せず、DHCP を使用していない場合は、次の手順を実行してください。
インストールサーバーのイメージへのパスが適切に共有されていることを確認します。
# share | grep install_dir_path |
DVD イメージがコピーされているインストールイメージへのパスを指定します。
インストールサーバーのディレクトリへのパスが表示されて、anon=0 がオプションに表示される場合、手順 7 に進みます。
インストールサーバーのディレクトリのパスが表示されないか、オプション内に anon=0 と示されない場合は、次の作業へ進みます。
次のエントリを /etc/dfs/dfstab ファイルに追加し、ブートサーバーからインストールサーバーが利用できるように設定します。
share -F nfs -o ro,anon=0 -d "install server directory" install_dir_path |
nfsd デーモンが動作していることを確認します。
インストールサーバーで Solaris 最新リリースまたはその互換バージョンが実行されている場合は、次のコマンドを入力します。
# svcs -l svc:/network/nfs/server:default |
nfsd デーモンが稼働している場合は、手順 d に進みます。nfsd デーモンが稼働していない場合は、このデーモンを起動します。
# svcadm enable svc:/network/nfs/server |
インストールサーバーで Solaris 9 OS またはその互換バージョンが実行されている場合は、次のコマンドを入力します。
# ps -ef | grep nfsd |
nfsd デーモンが稼働している場合は、手順 d に進みます。nfsd デーモンが稼働していない場合は、このデーモンを起動します。
# /etc/init.d/nfs.server start |
インストールサーバーを共有します。
# shareall |
ルート (/) ディレクトリへ移動します。
# cd / |
Solaris DVD を取り出します。
(省略可能) setup_install_server によって作成されたネットインストールイメージ上のミニルート内のファイルにパッチを適用します。ブートイメージに問題がある場合は、ファイルにパッチを適用する必要があります。
SPARC ベースのインストールイメージの場合は、patchadd-c コマンドを使用してミニルート内のファイルにパッチを適用します。
# patchadd -C install_dir_path path-to-patch/patch-id |
ネットワークインストールのミニルートのパスを指定します。
たとえば /var/sadm/spool のように、追加するパッチのパスを指定します。
適用するパッチ ID を指定します。
patchadd -C を使用する前には必ず、パッチの README を読むか、ご購入先におたずねください。
x86 ベースのインストールイメージの場合は、次の手順に従って x86 ネットワークインストールのミニルートにパッチを適用します。
次の手順では、ネットワーク上に x86 プラットフォーム版 Solaris 最新リリースが実行されているシステムがあり、そのシステムにネットワークを経由してアクセスできると仮定しています。
x86 プラットフォーム版 Solaris 最新リリースが実行されているシステム上で、スーパーユーザーとしてログインするか、同等の役割になります。
手順 5 で作成したインストールイメージの Tools ディレクトリに移動します。
# cd install-server-path/install-dir-path/Solaris_10/Tools |
たとえば /net/installserver-1 のように、ネットワーク上のインストールサーバーシステムへのパスを指定します。
新しいインストールイメージを作成し、そのイメージを x86 プラットフォーム版 Solaris 最新リリースが実行されているシステム上に置きます。
# ./setup_install_server remote_install_dir_path |
新しいインストールイメージを作成する、x86 システム版 Solaris 最新リリース上のパスを指定します。
このコマンドにより、x86 システム版 Solaris 最新リリース上に新しいインストールイメージが作成されます。このイメージにパッチを適用するには、このイメージを x86 システム版 Solaris 最新リリースが実行されているシステム上に一時的に置く必要があります。
x86 システム版 Solaris 最新リリース上で、ネットワークインストールのブートアーカイブを展開します。
# /boot/solaris/bin/root_archive unpackmedia remote_install_dir_path \ destination_dir |
x86 システム版 Solaris 最新リリース上の x86 ネットワークインストールイメージへのパスを指定します。
展開されたブートアーカイブを含むディレクトリのパスを指定します。
x86 システム版 Solaris 最新リリース上で、展開されたブートアーカイブにパッチを適用します。
# patchadd -C destination_dir path-to-patch/patch-id |
たとえば /var/sadm/spool のように、追加するパッチのパスを指定します。
適用するパッチ ID を指定します。
patchadd -M コマンドを使用すると、複数のパッチを指定できます。詳細は、patchadd(1M) のマニュアルページを参照してください。
patchadd -C を使用する前には必ず、パッチの README を読むか、ご購入先におたずねください。
x86 システム版 Solaris 最新リリース上で、x86 ブートアーカイブを圧縮します。
# /boot/solaris/bin/root_archive packmedia destination_dir \ remote_install_dir_path |
パッチを適用したミニルートをインストールサーバー上のインストールイメージにコピーします。
# cp remote_install_dir_path/boot/x86.miniroot \ install-server-path/install_dir_path/boot/x86.miniroot |
ブートサーバーを作成する必要があるかどうかを判断します。
DHCP を使用しているか、あるいはインストール対象のシステムと同じサブネット上にインストールサーバーが存在する場合は、ブートサーバーを作成する必要はありません。「DVD イメージを使用してネットワークからインストールするシステムの追加」に進みます。
DHCP を使用しておらず、インストールサーバーとクライアントが異なるサブネット上にある場合は、ブートサーバーを作成する必要があります。「DVD イメージを使用したサブネット上でのブートサーバーの作成」に進みます。
次の例は、インストールサーバーの /export/home/dvdsparc ディレクトリに Solaris DVD をコピーしてインストールサーバーを作成する方法を示しています。この例では、インストールサーバーで Solaris 最新リリースが実行されていると仮定します。
# mkdir -p /export/home/dvdsparc # cd /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_10/Tools # ./setup_install_server /export/home/dvdsparc |
別のブートサーバーが必要な場合、次のコマンドを入力します。
次のパスを /etc/dfs/dfstab ファイルに追加します。
share -F nfs -o ro,anon=0 -d "install server directory" /export/home/dvdsparc |
nfsd デーモンが稼働しているかどうかを確認します。nfsd デーモンが稼働していない場合、このデーモンを起動して共有します。
# svcs -l svc:/network/nfs/server:default # svcadm enable svc:/network/nfs/server # shareall # cd / |
次の例は、インストールサーバーの /export/home/dvdx86 ディレクトリに Solaris DVD をコピーしてインストールサーバーを作成する方法を示しています。この例では、インストールサーバーで Solaris 最新リリースが実行されていると仮定します。
# mkdir -p /export/home/dvdx86 # cd /cdrom/cdrom0/Solaris_10/Tools # ./setup_install_server /export/home/dvdx86 |
次のパスを /etc/dfs/dfstab ファイルに追加します。
share -F nfs -o ro,anon=0 -d "install server directory" /export/home/dvdx86 |
nfsd デーモンが稼働しているかどうかを確認します。nfsd デーモンが稼働していない場合、このデーモンを起動して共有します。
# svcs -l svc:/network/nfs/server:default # svcadm enable svc:/network/nfs/server # shareall # cd / |
インストールサーバーを設定したあと、クライアントをインストールクライアントとして追加する必要があります。ネットワーク経由でインストールするクライアントシステムの追加方法については、「add_install_client を実行してネットワークからインストールするシステムを追加する方法 (DVD)」を参照してください。
DHCP を使用しておらず、クライアントシステムがインストールサーバーとは異なるサブネット上にある場合は、ブートサーバーを作成する必要があります。詳細は、「DVD イメージを使用したサブネット上でのブートサーバーの作成」を参照してください。
setup_install_server コマンドと add_to_install_server コマンドの詳細は、install_scripts(1M) のマニュアルページを参照してください。
この手順では、システムでボリュームマネージャーを実行していると仮定しています。メディアの管理にボリュームマネージャーを使用していない場合は、『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』を参照してください。
インストールサーバーとして使用する x86 システム上で、スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。
このシステムには DVD-ROM ドライブが必要です。さらに、システムは、このサイトのネットワークに接続されネームサービスに登録されている必要があります。ネームサービスを使用する場合、システムのネームサービスは、NIS、NIS+、DNS、LDAP のいずれかでなければなりません。ネームサービスを使用しない場合は、サイトのポリシーに従ってシステムの情報を供給する必要があります。
システムのドライブに Solaris DVD を挿入します。
ブートイメージをコピーするディレクトリを作成します。
# mkdir -p install_dir_path |
DVD イメージをコピーするディレクトリを指定します。
マウントされたディスクの Tools ディレクトリに移動します。
SPARC DVD メディアの場合、次のように入力します。
# cd /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_10/Tools |
x86 DVD メディアの場合、次のように入力します。
# cd /cdrom/cdrom0/Solaris_10/Tools |
setup_install_server コマンドを使用して、ドライブ内のディスクをインストールサーバーのハードディスクにコピーします。
# ./setup_install_server install_dir_path |
DVD イメージをコピーするディレクトリを指定します。
setup_install_server コマンドは、Solaris SOFTWARE のディスクイメージをコピーする十分なディスク容量があるかどうかを調べます。利用できるディスク容量を調べるには、df -kl コマンドを使用します。
ほかのシステムがインストールサーバーをマウントできるように設定する必要があるかどうかを判断します。
インストールサーバーとクライアント (インストールしているシステム) が同じサブネット上にある場合、あるいは、DHCP を使用している場合、ブートサーバーを作成する必要はありません。手順 7 に進みます。
インストールサーバーがインストールするシステムと同じサブネット上に存在せず、DHCP を使用していない場合は、次の手順を実行してください。
インストールサーバーのイメージへのパスが適切に共有されていることを確認します。
# share | grep install_dir_path |
DVD イメージがコピーされているインストールイメージを指定します。
インストールサーバーのディレクトリへのパスが表示されて、anon=0 がオプションに表示される場合、手順 7 に進みます。
インストールサーバーのディレクトリのパスが表示されないか、オプション内に anon=0 と示されない場合は、次の作業へ進みます。
次のエントリを /etc/dfs/dfstab ファイルに追加し、ブートサーバーからインストールサーバーが利用できるように設定します。
share -F nfs -o ro,anon=0 -d "install server directory" install_dir_path |
nfsd デーモンが動作していることを確認します。
インストールサーバーで Solaris 最新リリースまたはその互換バージョンが実行されている場合は、次のコマンドを入力します。
# svcs -l svc:/network/nfs/server:default |
nfsd デーモンが稼働している場合は、手順 d に進みます。nfsd デーモンが稼働していない場合は、このデーモンを起動します。
# svcadm enable svc:/network/nfs/server |
インストールサーバーで Solaris 9 OS またはその互換バージョンが実行されている場合は、次のコマンドを入力します。
# ps -ef | grep nfsd |
nfsd デーモンが稼働している場合は、手順 d に進みます。nfsd デーモンが稼働していない場合は、このデーモンを起動します。
# /etc/init.d/nfs.server start |
インストールサーバーを共有します。
# shareall |
ルート (/) ディレクトリへ移動します。
# cd / |
Solaris DVD を取り出します。
(省略可能) setup_install_server によって作成されたネットインストールイメージ上のミニルート内のファイルにパッチを適用します。
SPARC ベースのインストールイメージの場合は、patchadd -C コマンドを使用してミニルート内のファイルにパッチを適用します。
# patchadd -C install_dir_path path-to-patch/patch-id |
ネットワークインストールのミニルートのパスを指定します。
たとえば /var/sadm/spool のように、追加するパッチのパスを指定します。
適用するパッチ ID を指定します。
patchadd -C を使用する前には必ず、パッチの README を読むか、ご購入先におたずねください。
x86 ベースのインストールイメージの場合は、次の手順に従って x86 ネットワークインストールのミニルートにパッチを適用します。
インストールサーバーで x86 システム版 Solaris 最新リリースが実行されていない場合は、x86 システム版 Solaris 最新リリースが実行されているネットワーク上の別のシステムに、スーパーユーザーとしてログインします。
x86 版 Solaris 最新リリースのミニルートにパッチを適用するには、使用しているシステムで x86 システム版 Solaris 最新リリースが実行されている必要があります。
インストールサーバーで x86 システム版 Solaris 最新リリースが実行されている場合は、手順 d に進んでください。
手順 5 で作成したインストールイメージの Tools ディレクトリに移動します。
# cd install-server-path/install-dir-path/Solaris_10/Tools |
たとえば /net/installserver-1 のように、ネットワーク上のインストールサーバーシステムへのパスを指定します。
新しいインストールイメージを作成し、そのイメージを x86 システム版 Solaris 最新リリースが実行されているシステム上に置きます。
# ./setup_install_server remote_install_dir_path |
新しいインストールイメージを作成する、x86 システム版 Solaris 最新リリース上のパスを指定します。
このコマンドにより、x86 システム版 Solaris 最新リリース上に新しいインストールイメージが作成されます。このイメージにパッチを適用するには、このイメージを x86 システム版 Solaris 最新リリースが実行されているシステム上に一時的に置く必要があります。
ネットワークインストールのブートアーカイブを展開します。
# /boot/solaris/bin/root_archive unpackmedia install_dir_path \ destination_dir |
x86 ネットワークインストールイメージのパスを指定します。手順 c で新しいインストールイメージを作成している場合は、x86 システム版 Solaris 最新リリース上のその新しいイメージへのパスを指定します。
展開されたブートアーカイブを含むディレクトリのパスを指定します。
展開されたブートアーカイブにパッチを適用します。
# patchadd -C destination_dir path-to-patch/patch-id |
たとえば /var/sadm/spool のように、追加するパッチのパスを指定します。
適用するパッチ ID を指定します。
patchadd -M コマンドを使用すると、複数のパッチを指定できます。詳細は、patchadd(1M) のマニュアルページを参照してください。
patchadd -C を使用する前には必ず、パッチの README を読むか、ご購入先におたずねください。
x86 ブートアーカイブを圧縮します。
# /boot/solaris/bin/root_archive packmedia destination_dir \ install_dir_path |
必要に応じて、パッチを適用したミニルートをインストールサーバー上のインストールイメージにコピーします。
リモートの x86 システム版 Solaris 最新リリース上のミニルートにパッチを適用した場合は、パッチを適用したそのミニルートをインストールサーバーにコピーする必要があります。
# cp remote_install_dir_path/boot/x86.miniroot \ install-server-path/install_dir_path/boot/x86.miniroot |
インストールサーバーとクライアント (インストールしているシステム) が同じサブネット上にある場合、あるいは、DHCP を使用している場合、ブートサーバーを作成する必要はありません。「DVD イメージを使用してネットワークからインストールするシステムの追加」を参照してください。
インストールサーバーがインストールするシステムと同じサブネット上に存在せず、DHCP を使用していない場合は、ブートサーバーを作成する必要があります。ブートサーバーの作成方法については、「DVD イメージを使用したサブネット上でのブートサーバーの作成」を参照してください。
次の例は、インストールサーバーの /export/home/dvdx86 ディレクトリに Solaris Operating System DVD (x86 版) をコピーして x86 インストールサーバーを作成する方法を示しています。この例では、インストールサーバーで Solaris 最新リリースが実行されていると仮定します。
インストールサーバーを設定します。
# mkdir -p /export/home/dvdx86 # cd /cdrom/cdrom0/Solaris_10/Tools # ./setup_install_server /export/home/dvdx86 |
次のパスを /etc/dfs/dfstab ファイルに追加します。
share -F nfs -o ro,anon=0 -d "install server directory" /export/home/dvdx86 |
nfsd デーモンが稼働しているかどうかを確認します。nfsd デーモンが稼働していない場合、このデーモンを起動して共有します。
# svcs -l svc:/network/nfs/server:default # svcadm enable svc:/network/nfs/server # shareall # cd / |
次の例は、インストールサーバーの/export/home/dvdsparc ディレクトリに Solaris Operating System DVD (SPARC 版) をコピーして x86 インストールサーバーを作成する方法を示しています。この例では、インストールサーバーで Solaris 最新リリースが実行されていると仮定します。
# mkdir -p /export/home/dvdscparc # cd /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_10/Tools # ./setup_install_server /export/home/dvdsparc |
次のパスを /etc/dfs/dfstab ファイルに追加します。
share -F nfs -o ro,anon=0 -d "install server directory" /export/home/dvdsparc |
nfsd デーモンが稼働しているかどうかを確認します。nfsd デーモンが稼働していない場合、このデーモンを起動して共有します。
# svcs -l svc:/network/nfs/server:default # svcadm enable svc:/network/nfs/server # shareall # cd / |
インストールサーバーを設定したあと、クライアントをインストールクライアントとして追加する必要があります。ネットワーク経由でインストールするクライアントシステムの追加方法については、「add_install_client を実行してネットワークからインストールするシステムを追加する方法 (DVD)」を参照してください。
DHCP を使用しておらず、クライアントシステムがインストールサーバーとは異なるサブネット上にある場合は、ブートサーバーを作成する必要があります。詳細は、「CD イメージを使用したサブネット上でのブートサーバーの作成」を参照してください。
setup_install_server コマンドと add_to_install_server コマンドの詳細は、install_scripts(1M) のマニュアルページを参照してください。