RAID-1 ボリューム (ミラー) は、同じデータのコピーを複数の RAID-0 ボリューム (単一スライスの連結) に保持しているボリュームです。RAID-1 ボリュームの構成後、このボリュームを物理スライスと同様に使用できます。既存のファイルシステムを含め、どのようなファイルシステムでも複製できます。RAID-1 ボリュームは、データベースなど、任意のアプリケーションでも使用できます。
RAID-1 ボリュームを使用したファイルシステムのミラー化には、次の利点と欠点があります。
RAID-1 ボリュームでは、両方の RAID-0 ボリュームから同時にデータを読み取ることができるので (どちらのボリュームもすべての要求に応じることができる)、パフォーマンスが向上します。1 つの物理ディスクに障害が発生しても、パフォーマンスの低下やデータの損失なしにミラーを引き続き使用できます。
RAID-1 ボリュームを使用する場合、より多くのディスク容量が必要になります。少なくとも、データの容量の 2 倍のディスク容量が必要です。
Solaris ボリュームマネージャーソフトウェアは、すべての RAID-0 ボリュームに書き込む必要があるので、データを複製すると、書き込み要求がディスクに書き込まれるまでの時間も長くなる可能性があります。
説明 |
参照先 |
---|---|
RAID-1 ボリュームの計画 | |
RAID-1 ボリュームの詳細情報 |