アーカイブ識別セクションのキーワード
次の表に、アーカイブ識別セクションで使用されるキーワードと、これらに定義可能な値を示します。
各セクションでは、表 5–3 に示したキーワードがセクションの区切りに使用されます。
表 5–3 アーカイブ識別セクションのキーワード: 一般的なキーワード
キーワード
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値の定義
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値
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必須
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section_begin
section_end
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これらのキーワードは、アーカイブ内のセクションの区切りに使用されます。使用は、アーカイブ識別セクションに限定されません。これらのキーワードの詳細は、「一般的なキーワード」を参照してください。
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テキスト
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必須
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次のキーワードは、識別セクションで使用され、アーカイブファイルセクションの内容を説明します。
表 5–4 アーカイブ識別セクションのキーワード: アーカイブファイルセクションの内容
キーワード
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値の定義
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値
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必須
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archive_id (省略可能)
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このキーワードは、アーカイブの内容を独自の方法で説明します。この値は、インストールソフトウェアにより、アーカイブインストール時のアーカイブの内容確認にのみ使用されます。キーワードが存在しない場合、整合性チェックは行われません。
たとえば、archive_id キーワードを FlAsH-ARcHive-2.0 に設定できます。
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テキスト
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省略可能
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files_archived_method
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このキーワードは、ファイルセクションで使用されるアーカイブ方法を記述します。
files_compressed_method が存在する場合、そこで指定された圧縮方法がこの files_archived_method キーワードで指定されたアーカイブ方法で作成されるアーカイブファイルに適用されます。
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テキスト
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省略可能
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files_archived_size
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このキーワード値は、アーカイブファイルセクションのサイズをバイトで表現した値です。
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数値
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省略可能
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files_compress_method
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このキーワードは、ファイルセクションで使用される圧縮アルゴリズムを示します。
このキーワードで指定された圧縮方法は、files_archived_method キーワードで指定されたアーカイブ方法で作成されるアーカイブファイルに適用されます。
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テキスト
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省略可能
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files_unarchived_size
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このキーワードは、抽出されたアーカイブの累積サイズをバイトで定義します。この値は、ファイルシステムのサイズ検証に使用されます。
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数値
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省略可能
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次のキーワードは、アーカイブ全体に関する情報を提供します。通常、これらのキーワードは、アーカイブの選択および管理を支援する目的で使用されます。これらのキーワードはすべてオプションであり、各アーカイブの識別を容易にするために使用されます。これらのキーワードを含めるには、flarcreate コマンドのオプションを使用します。詳細は、例 3–9 を参照してください。
表 5–5 アーカイブ識別セクションのキーワード: ユーザーによるアーカイブの記述
キーワード
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値の定義
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値
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必須
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creation_date
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このキーワード値は、アーカイブの作成時刻を表すタイムスタンプのテキストです。
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flarcreate コマンドに -i オプションを使用して、日付を作成できます。
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flarcreate コマンドを使用して作成日付を指定しない場合、デフォルトの日付がグリニッジ標準時 (GMT) で設定されます。
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値は、ISO-8601 に準拠し、時間指示子なしの完全基本カレンダ形式で指定する必要があります (ISO-8601,§5.4.1(a))。書式は、CCYYMMDDhhmmss です。たとえば、20000131221409 は、2000 年 1 月 31 日、22 時 14 分 09 秒を示します。
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テキスト
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省略可能
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creation_master
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このキーワード値には、アーカイブの作成に使用したマスターシステムの名前を指定します。flarcreate -m オプションを使用して、この値を指定できます。値を指定しない場合、uname -n コマンドから値が取得されます。
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テキスト
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省略可能
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content_name
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このキーワードにより、アーカイブが識別されます。この値は、flarcreate -n オプションから生成されます。この値を作成する際、次のガイドラインに従ってください。
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テキスト
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必須
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content_type
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このキーワード値により、アーカイブのカテゴリが指定されます。値の生成には、flarcreate -T オプションを使用します。
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テキスト
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省略可能
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content_description
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このキーワード値は、アーカイブの内容を示します。このキーワードの値の長さに制限はありません。この値の作成には、flarcreate -E オプションを使用します。
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テキスト
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省略可能
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content_author
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このキーワード値は、アーカイブの作成者を示します。この値の作成には、flarcreate-a オプションを使用します。作成者のフルネームと電子メールアドレスを含めることをお勧めします。
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テキスト
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省略可能
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content_architectures
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このキーワード値は、アーカイブがサポートするカーネルアーキテクチャーのリストで、コンマで区切られています。
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テキストのリスト
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省略可能
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次のキーワードも、アーカイブ全体の説明に使われます。デフォルトでは、値は、フラッシュアーカイブの作成時に uname で指定されます。ルートディレクトリが / ではないフラッシュアーカイブを作成すると、アーカイブソフトウェアにより、これらのキーワードに対して文字列 UNKNOWN が挿入されます。例外は、creation_node、creation_release、および creation_os_name キーワードです。
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creation_node では、ソフトウェアは nodename ファイルの内容を使用します。
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creation_release および creation_os_name では、ソフトウェアは root ディレクトリの /var/sadm/system/admin/INST_RELEASE の内容を使用しようとします。ソフトウェアがこのファイルの読み込みに失敗した場合、値 UNKNOWN が割り当てられます。
これらのキーワードの値は設定方法に関係なく、上書きできません。
表 5–6 アーカイブ識別セクションのキーワード: ソフトウェアによるアーカイブの記述
キーワード
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値
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creation_node
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uname -n から返される値
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creation_hardware_class
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uname -m から返される値
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creation_platform
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uname -i から返される値
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creation_processor
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uname -p から返される値
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creation_release
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uname -r から返される値
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creation_os_name
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uname -s から返される値
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creation_os_version
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uname -v から返される値
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