Solaris ZFS スナップショットをゾーンテンプレートとして使用する場合、ZFS ファイルまたは ZFS デバイスから ZFS プールを作成する必要があります。このプールには、各ゾーンのクローンを作成するためのスナップショットが保持されます。ZFS プール用に /zone デバイスを使用します。
Solaris のインストール時に、ZFS ファイルシステム用のディスク容量を確保しておきます。詳細は、「Trusted Extensions でのゾーン計画」を参照してください。
/zone パーティションをアンマウントします。
インストール時に、十分なディスク容量 (約 2000M バイト) の /zone パーティションを作成してあります。
# umount /zone |
/zone マウントポイントを削除します。
# rmdir /zone |
vfstab ファイルの /zone エントリをコメントにします。
ディスクスライスを使用して /zone を ZFS プールとして再作成します。
# zpool create -f zone cntndnsn |
たとえば、/zone エントリがディスクスライス c0t0d0s5 を使用した場合、コマンドは次のようになります。
# zpool create -f zone c0t0d0s5 |
ZFS プールが正常であることを検証します。
次のいずれかのコマンドを使用します。
# zpool status -x zone pool 'zone' is healthy |
# zpool list NAME SIZE USED AVAIL CAP HEALTH ALTROOT /zone 5.84G 80K 5.84G 7% ONLINE - |
この例では、初期設定チームはゾーンのパーティション用に 6000M バイトを用意しました。詳細は、zpool(1M) のマニュアルページを参照してください。