Solaris のシステム管理 (印刷)

IPP のサーバーデータおよびクライアントデータの設定

この Web サーバーインスタンスの Apache 設定は、lp 印刷サービスユーザーのアカウントで実行されます。このアカウントは、既存のすべての IPP 操作をサポートするのに十分な特権を備えていますが、印刷サービス固有の資源のみにアクセスできます。待機サービスは、IPP をサポートするために特別に設定された専用の Web サーバーインスタンスとして実行されます。これは、潜在的なセキュリティーリスクを最小限に抑えることを意図しています。

サーバー側の IPP 構成を変更するには、/etc/apache/httpd-standalone-ipp.conf ファイルに変更を加えます。クライアント側の IPP 構成を変更するには、/etc/printers.conf ファイルに変更を加えます。


注 –

構成に何らかの変更を加えた場合は、サービスを再起動して新しい構成を読み込む必要があります。詳細は、「印刷スケジューラを再起動する方法」を参照してください。


IPP 待機サービスの構成ファイル /etc/apache/httpd-standalone-ipp.conf は、通常の Apache 1.3 構成ファイルと似ています。構成ファイルは、使用する任意の Apache 1.3 設定指令を取り込みます。

デフォルト設定には次に示す機能が含まれています。

/printers/ で実行可能なデフォルト操作は、セキュリティーリスクが低い操作セットに限定されています。ただし、基本認証が必要な /admin/ パス (ipp://server/admin/ など) では、すべての操作が実行可能です。

次の表では、選択可能な mod_ipp Apache 設定オプションについて説明します。

準拠チェックのタイプは次のとおりです。