Solaris のシステム管理 (印刷)

サポートされるプリンタおよび使用可能な PPD ファイルについての情報を見つけるには


注意 – 注意 –

PPD ファイルおよび ppdcache ファイルが格納されている場所は非公開です。また、ppdcache ファイルの内容も非公開です。これらのファイルの位置と、ppdcache ファイルの内容は、変更される可能性があります。現在の場所にあるファイルに依存する、または現在使用している形式のデータに依存するソフトウェアを構築しないようにしてください。


自分のプリンタに必要なファイルが見つからない場合は、独自の PPD ファイルを追加できます。lpadmin -n コマンドを使用して新しい印刷待ち行列を作成する場合、独自の PPD ファイルは任意の場所に格納できます。Oracle Solaris 10 OS を実行しており、Solaris 印刷マネージャーを使用して印刷待ち行列を作成する場合は、ppdcache ファイルに PPD ファイルのエントリが存在する必要があります。

サポートされている Oracle Solaris リリースを実行している場合、PPD ファイルはシステム上の次の 4 つのリポジトリのいずれかにあります。

/usr/share/ppd

system リポジトリを指定します。

/usr/local/share/ppd

admin リポジトリを指定します。

/opt/share/ppd

vendor リポジトリを指定します。

/var/lp/ppd

user リポジトリを指定します。

lpadmin コマンドを -n オプションとともに使用するか、または ppdmgr コマンドを -a オプションとともに使用して指定された PPD ファイルのコピーは、user リポジトリに同じ PPD ファイル名で格納されます。

ppdmgr ユーティリティーを -a および -R オプションとともに使用する場合は、指定された PPD ファイルのコピーを admin リポジトリに格納できます。

Solaris 印刷マネージャーで印刷待ち行列を作成するときに、ppdcache ファイルに PPD ファイルのエントリが存在しない場合は、ppdmgr ユーティリティーを使用してシステムにこのファイルを追加できます。次に、Solaris 印刷マネージャーが使用する PPD ファイル情報のキャッシュが、この 2 つの方法のいずれかを使用して加えられた変更がすべて反映されるように更新されます。

最近の Oracle Solaris リリースでは、/usr/lib/lp/model/ppd/system ディレクトリまたはユーザーが指定した任意の代替ディレクトリに、PPD ファイルが格納されます。

このディレクトリで ls コマンドを実行すると、特定のプリンタメーカー用のすべての PPD ファイルの一覧が表示されます。

作業に関連した追加情報については、「PPD ファイルに関連付けられたプリンタの管理 (作業マップ)」を参照してください。