この手順は、LP 印刷コマンドを使ってローカル印刷待ち行列を追加する際に、localhost オプションを印刷システムデータベース内のホスト名として指定する方法を示したものです。localhost をホスト名として使用するように、構成済みの印刷待ち行列を変更することもできます。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
印刷ホスト名を localhost に設定します。
# lpadmin -p new-print-queue -s localhost -v device |
/etc/printers.conf ファイルのエントリを確認します。
# lpget new-print-queue new-print-queue: bsdaddr=abc,new-print-queue,Solaris |
印刷待ち行列が正常に作成または変更されていれば、新しい印刷待ち行列または変更された印刷待ち行列の名前が lpget コマンドの出力に表示されます。
この例では、lpadmin コマンドを -s オプションとともに使用して、ホスト名として localhost を指定し、新しい印刷待ち行列 paper を追加する方法を示します。
$ su - root # lpadmin -p paper -s localhost -v /dev/ecpp0 # lpget paper paper: bsdaddr=localhost,paper,Solaris |
この例では、新しい印刷待ち行列を追加するときにシステムのホスト名 abc を使用する、lpadmin コマンドのデフォルトの動作を示します。
$ su - root # lpadmin -p newspaper -v /dev/printers/0 # lpget newspaper fargo: bsdaddr=abc,newspaper,Solaris |
この例では、既存の印刷待ち行列 newspaper を変更して、新しい印刷サーバー名として localhost を指定する方法を示します。
$ su - root # lpadmin -p newspaper -s localhost # lpget newspaper newspaper: bsdaddr=localhost,newspaper,Solaris |
Solaris 印刷マネージャーを使用して印刷待ち行列を追加または変更するときに、印刷サーバーのホスト名として localhost を指定する方法については、「印刷待ち行列の追加時に localhost をホスト名として指定する方法 (Solaris 印刷マネージャー)」を参照してください。