Solaris のシステム管理 (印刷)

ProcedureLP 印刷コマンドを使用してプリンタへのユーザーアクセスを制限する方法

  1. 印刷サーバーにスーパーユーザーまたは lp としてログインするか、同等の役割になります。

  2. プリンタへのユーザーアクセスを許可または拒否します。


    # lpadmin -p printer-name -u allow:user-list [deny:user-list]
    -p printer-name

    許可または拒否アクセスリストを適用するプリンタ名を指定します。

    -u allow:user-list

    許可アクセスリストに追加するユーザー名を指定します。このコマンドで複数のユーザーを指定できます。空白またはコンマを使用して名前を区切ります。空白を使用する場合は、名前のリストを引用符で囲みます。

    -u deny:user-list

    拒否ユーザーアクセスリストに追加するユーザー名を指定します。このコマンドで複数のユーザーを指定できます。空白またはコンマを使用して名前を区切ります。空白を使用する場合は、名前のリストを引用符で囲みます。

    指定したユーザーが、印刷サーバーの次のどちらかのファイル内で、プリンタの許可または拒否リストに追加されます。


    注 –

    許可リストのuser-listnone を指定した場合、印刷サーバー用に次のファイルは作成されません。


  3. 次のコマンド出力で、「Users allowed」または「Users denied」見出しに続く情報が正しいことをチェックします。


    # lpstat -p printer-name -l
    

例 6–8 プリンタへのユーザーアクセスを制限する

次の例は、ユーザー nathangeorge にだけプリンタ luna へのアクセスを許可する方法を示しています。


# lpadmin -p luna -u allow:nathan,george

次の例は、ユーザー nathan george のプリンタ asteroid へのアクセスを拒否する方法を示しています。


# lpadmin -p asteroid -u deny:"nathan george"