Solaris のシステム管理 (印刷)

Procedureプリンタポート特性を調整する方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. プリンタポート特性を調整します。


    # lpadmin -p printer-name -o "stty=options"
    
    -p

    ポート特性を調整するプリンタ名を指定します。

    -o “stty=options”

    options で指定したポート特性 (stty オプション) を設定します。このコマンドでは複数の stty オプションを変更できます。各オプションは一重引用符で囲み、複数のオプション間を区切るには空白を使用します。オプションの完全なリストについては、stty(1) のマニュアルページを参照してください。表 7–1 は、LP 印刷サービスに使用されるデフォルトの stty 設定値を示しています。

  3. プリンタポート特性が変更されたことを確認します。


    # lpstat -p printer-name -l
    

例 7–1 プリンタポート特性を調整する

次の例は、プリンタ luna のポート特性を設定する方法を示しています。parenb オプションはパリティーチェック/生成を使用可能にします。parodd オプションは奇数パリティーの生成を設定します。cs7 オプションは文字サイズを 7 ビットに設定します。


# lpadmin -p luna -o "stty='parenb parodd cs7'"


例 7–2 端末ボーレートを設定する

次の例は、プリンタ venus の端末ボーレートを 19200 に設定する方法を示しています。


# lpadmin -p venus -o "stty=19200"