この手順では、プリンタで使用できる印字ホイールまたはフォントカートリッジを定義する方法を示します。
印刷サーバーで、スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
# print-server lpadmin -p printer-name -S hard-charset1[,hard-charset2...] |
印字ホイールまたはフォントカートリッジを定義するプリンタ名を指定する。
印字ホイールまたはフォントカートリッジの、プリンタに装着する文字セット名を指定する。
このコマンドで、プリンタに装着する文字セット名を複数指定できる。文字セット名を区切るには空白またはコンマを使用する。空白を使用する場合は、文字セット名のリストを引用符で囲む。
ユーザーにとって意味のある名前を定義する。その名前をユーザーに通知する。
印字ホイールまたはフォントカートリッジの定義が、印刷サーバーの /etc/lp/printers/printer-name/configuration ファイルに指定されます。
印刷サーバーのいずれかの印刷クライアントで、スーパーユーザーまたは lp としてログインするか、同等の役割を引き受けます。
印刷クライアントに対して同じ印字ホイールまたはフォントカートリッジを定義します。
# print-client lpadmin -p printer-name -S hard-charset1, hard-charset2... |
このコマンドの変数は、手順 2 の変数と同じです。
印字ホイールまたはフォントカートリッジの定義が、印刷クライアントの /etc/lp/printers/printer-name/configuration ファイルに追加されます。
印字ホイールまたはフォントカートリッジを使用する必要がある印刷クライアントごとに、手順 3 と 手順 4 を繰り返します。
印字ホイールまたはフォントカートリッジが定義されていることを確認します。
文字セット名と状態「mounted」が表示されます。
# lpstat -p printer-name -l |
次の例は、プリンタ luna 上で印字ホイール pica を定義する方法を示しています。印刷クライアント名は asteroid です。
asteroid# lpadmin -p luna -S pica |