prototype ファイルを使用して、実際にはインストールメディアに提供されないオブジェクトを定義できます。これらのオブジェクトは、インストール時に pkgadd コマンドを使用すると、インストール時にまだ存在しない場合、必要なファイルタイプで作成されます。
オブジェクトがターゲットシステムに作成されるように指定するには、適切なファイルタイプを指定した prototype ファイルにそのオブジェクトのエントリを追加します。
たとえば、ターゲットシステムにディレクトリを作成し、インストールメディアにはそのディレクトリを提供しない場合、prototype ファイル内でそのディレクトリに次のエントリを追加します。
d none /directory 0644 root other |
ターゲットシステム上で空のファイルを作成する場合、prototype ファイル内での空のファイルに対するエントリは次のようになります。
f none filename=/dev/null 0644 bin bin |
インストールメディアに提供されるオブジェクトは、通常ファイルおよび編集スクリプト (ファイルタイプ e、 v、f) と、そのファイルおよびスクリプトを格納する必要があるディレクトリだけです。追加のオブジェクトは、提供されるオブジェクト、ディレクトリ、名前付きパイプ、デバイス、ハードリンク、およびシンボリックリンクを参照せずに作成されます。