アプリケーションパッケージ開発者ガイド

オブジェクトクラスの定義

オブジェクトクラスを使用すると、インストール時または削除時に、パッケージオブジェクトのグループに対して一連のアクションを実行できます。クラスへのオブジェクトの割り当ては、prototype ファイルで行います。すべてのパッケージオブジェクトにはクラスを指定する必要がありますが、特別なアクションを必要としないオブジェクトには、デフォルトで none クラスが使用されます。

pkginfo ファイルで定義されているインストールパラメータ CLASSES は、インストールするクラスのリストです ( none クラスを含みます)。


注 –

pkgmap ファイルで定義されていても、pkginfo ファイルのこのパラメータにリストされていないクラスに属するオブジェクトは、インストールされません


CLASSES のリストで、インストールの順序が判定されます。none クラスがある場合は、常に最初にインストールされて、最後に削除されます。ディレクトリはほかのすべてのシステムオブジェクトに対する基礎となるサポート構造なので、すべてのディレクトリは none クラスに割り当てられるようにしてください。例外がある場合もありますが、一般的に none クラスが最も安全です。このようにすることで、ディレクトリに格納されるオブジェクトより前に、確実にディレクトリが作成されます。また、空になっていないディレクトリの削除が試みられることがありません。