アプリケーションパッケージ開発者ガイド

Procedureパッケージの整合性を確認する方法

  1. パッケージをインストールします。

    必要に応じて、「スタンドアロンシステムまたはサーバーにパッケージをインストールする方法」を参照してください。

  2. パッケージの整合性を確認します。


    # pkgchk  [-v] [-R root-path] [pkg-abbrev...]

    -v

    処理されたファイルを一覧表示します。 

    -R root-path

    クライアントシステムのルートファイルシステムの場所を指定します。 

    pkg-abbrev

    チェックする 1 つ以上のパッケージの名前を空白で区切って指定します。省略すると、pkgchk では使用可能なすべてのパッケージがチェックされます。


例 4–2 パッケージの整合性の確認

この例では、インストールされているパッケージの整合性の確認に使用する必要のあるコマンドを示します。


$ pkgchk pkg-abbrev
$

エラーがある場合、pkgchk コマンドではそのエラーが出力されます。エラーがない場合は、何も出力されず、終了コード 0 が返されます。パッケージの省略名を指定しないと、システム上のすべてのパッケージがチェックされます。

または、-v オプションを使用すると、エラーがない場合にはパッケージに含まれるファイルが一覧表示されます。次に例を示します。


$ pkgchk -v SUNWcadap
/opt/SUNWcadap
/opt/SUNWcadap/demo
/opt/SUNWcadap/demo/file1
/opt/SUNWcadap/lib
/opt/SUNWcadap/lib/file2
/opt/SUNWcadap/man
/opt/SUNWcadap/man/man1
/opt/SUNWcadap/man/man1/file3.1
/opt/SUNWcadap/man/man1/file4.1
/opt/SUNWcadap/man/windex
/opt/SUNWcadap/srcfiles
/opt/SUNWcadap/srcfiles/file5
/opt/SUNWcadap/srcfiles/file6
$

クライアントシステムのルートファイルシステムにインストールされているパッケージを確認する必要がある場合は、次のコマンドを使用します。


$ pkgchk -v -R root-path pkg-abbrev

参照

以上の手順が終了したら、次の作業、pkginfo コマンドで情報を取得する方法」に進みます。