アプリケーションパッケージ開発者ガイド

postinstall インストールスクリプト

この例では、このスクリプトは add_drv コマンドの実行だけを行います。

# Postinstallation script for SUNWsst
# This does not apply to a client.
if [$PKG_INSTALL_ROOT = "/" -o -z $PKG_INSTALL_ROOT]; then
   SAVEBASE=$BASEDIR
   BASEDIR=””; export BASEDIR
   /usr/sbin/add_drv sst
   STATUS=$?
   BASEDIR=$SAVEBASE; export BASEDIR
   if [ $STATUS -eq 0 ]
   then
	     exit 20
   else
	     exit 2
   fi
else
   echo "This cannot be installed onto a client."
   exit 2
fi

add_drv コマンドは BASEDIR パラメータを使用するため、スクリプトはこのコマンドを実行する前に BASEDIR の設定を解除し、実行後に復元する必要があります。

add_drv コマンドの動作の 1 つは、devlinks を実行することです。これは、sed クラススクリプトが /etc/devlink.tab に挿入したエントリを使用して、ドライバの /dev エントリを作成します。

postinstall スクリプトの終了コードは重要です。終了コード 20pkgadd コマンドに対して、ユーザーにシステムの再起動 (ドライバのインストール後に必要) を要求するように指示します。終了コード 2pkgadd コマンドに対して、インストールが部分的に失敗したことをユーザーに知らせるように指示します。