アプリケーションパッケージ開発者ガイド

例 – 共有ファイルシステムのマウント

SUNWstuf パッケージにより、サーバーに /export/SUNWstuf/share を作成し、ファイルシステムを共有すると仮定します。パッケージをクライアントシステムにインストールする場合、/etc/vfstab ファイルを更新して、この共有ファイルシステムにマウントする必要があります。これは、CLIENT_BASEDIR 変数を使用できる場合です。

クライアントのエントリは、クライアントのファイルシステムを参照してマウントポイントを指定する必要があります。インストールをサーバーから行う場合でもクライアントから行う場合でも、この行を正確に構成するようにしてください。サーバーのシステム名は $SERVER であるとします。$PKG_INSTALL_ROOT/etc/vfstab に移動して、sed コマンドまたは awk コマンドを使用してクライアントの /etc/vfstab ファイルの次の行を構成します。


$SERVER:/export/SUNWstuf/share - $CLIENT_BASEDIR/usr nfs - yes ro

たとえば、サーバー universe とクライアントシステム client9 の場合、クライアントシステムの /etc/vfstab ファイルは、次の行になります。


universe:/export/SUNWstuf/share - /opt/SUNWstuf.2/usr nfs - yes ro

これらのパラメータを正確に使用して、ローカルで構成する場合でもサーバーから構成する場合でも常にクライアントのファイルシステムをマウントします。