アプリケーションパッケージ開発者ガイド

checkinstall スクリプト

# checkinstall
script for SUNWstuf to politely suspend
 
grep quitinstall $1
if [ $? -eq 0 ]; then
	exit 3		# politely suspend installation
fi
 
exit 0

このアプローチは、ベースディレクトリが単に /opt だった場合には正常に機能しません。/opt を調査するのは困難であるため、このパッケージは BASEDIR をより正確に呼び出す必要があります。実際、マウントスキーマによっては不可能な場合もあります。この例では、/opt の下に新しいディレクトリを作成してベースディレクトリを調査しています。これによって問題が発生することはありません。

この例では request スクリプトと checkinstall スクリプトを使用しています。ただし、2.5 リリースより前のバージョンの Solaris では checkinstall スクリプトを実行することはできません。この例の checkinstall スクリプトは、quitinstall という文字列形式の非公開メッセージに応答して、インストールをていねいに停止するために使用されます。Solaris 2.3 リリースでこのスクリプトを実行する場合、checkinstall スクリプトは無視され、request スクリプトはエラーメッセージを表示してインストールを停止します。

Solaris 2.5 および互換リリースより前では、BASEDIR パラメータは読み取り専用パラメータであり、request スクリプトで変更することはできません。このため、(条件付きの CLIENT_BASEDIR 環境変数をテストして) 旧バージョンの SunOS オペレーティングシステムが検出された場合、request スクリプトには継続するか終了するかの 2 つのオプションしかありません。