Solaris 10 10/08 ご使用にあたって

既知の障害

次の情報は随時変更されることがあります。

プログラムでネットワークデバイスが開いた状態に保持されていると、デバイスの取り外しが失敗する (5054195)

プロセスによってネットワークデバイスが開いた状態に保持されていると、そのデバイスが関連する DR 操作はすべて失敗します。参照カウントを保持しているデーモンやプロセスによって、DR 操作が中止されます。

回避方法: スーパーユーザーとして次の手順を実行します。

  1. /rplboot ディレクトリを削除するか、またはディレクトリ名を変更します。

  2. NFS サービスを停止します。


    # sh /etc/init.d/nfs.server stop
    
  3. ブートサーバーサービスを停止します。


    # sh /etc/init.d/boot.server stop
    
  4. DR による切り離し操作を実行します。

  5. NFS サービスを再起動します。


    # sh /etc/init.d/nfs.server start
    
  6. ブートサーバーサービスを再起動します。


    # sh /etc/init.d/boot.server start
    

cfgadm コマンドを実行中、同時に別のボードに対して cfgadm による切り離し操作を実行できない (4220105)

あるボードに対して cfgadm コマンドを実行しているときに、同時に別のボードに対して cfgadm コマンドによる切り離し操作を実行しようとすると失敗します。次のエラーメッセージが表示されます。


cfgadm: Hardware specific failure: 
disconnect failed: nexus error during detach:address

回避方法: 一度に実行する cfgadm 操作は 1 つだけにします。1 枚目のボードに対して cfgadm 操作を実行しているときは、その操作が終了してから 2 枚目のボードに対する切り離し操作を実行してください。