Solaris 10 10/08 ご使用にあたって

第 5 章 マニュアルに関する情報

この章では、ドキュメントについて知られている問題を説明します。

『Solaris 10 10/08 Patch List』

Solaris 10 10/08 リリース以降、Solaris パッチリストは Solaris 10 リリースノートには記載されません。 パッチリストは、『Solaris 10 10/08 Patch List』と呼ばれる新しいマニュアルに記載されます。

『SunOS リファレンスマニュアル 1M : システム管理コマンド』

zfs(1M) のマニュアルページに記載されているように、Solaris 10 10/08 リリースには Solaris CIFS 環境をサポートするための変更点が追加されています。ただし、CIFS 機能は Solaris 10 リリースではサポートされていません。そのため、これらのプロパティーは読み取り専用の値に設定されています。CIFS 関連のプロパティーをリセットしようとすると、次のようなメッセージが表示されます。


# zfs set utf8only=on rpool
cannot set property for 'rpool': 'utf8only' is readonly

『Solaris のシステム管理 (IP サービス)』

MAC アドレスが一意であることを確認ための手順のタイトルは「SPARC: インタフェースの MAC アドレスが一意であることを確認する方法 (Solaris 10 3/05 のみ)」です。この手順はすべての Solaris 10 Update リリースに適用されるため、このタイトルは正しくは「SPARC: インタフェースの MAC アドレスが一意であることを確認する方法」です。

『Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : NIS+ 編)』

Solaris 10 8/07 リリース以降では、Solaris OS に 2 つの個別のホストファイルはなくなりました。/etc/inet/hosts ファイルが、IPv4 エントリと IPv6 エントリの両方を含む単一のホストファイルになりました。IPv4 エントリを 2 つのホストファイルで管理して常に同期を行う必要がなくなります。/etc/inet/ipnodes ファイルは、下位互換性のために、/etc/inet/hosts ファイルへの同名のシンボリックリンクに置き換えられています。詳細は、hosts(4) のマニュアルページを参照してください。NIS クライアントとサーバーは、IPv4 または IPv6 のどちらかの RPC トランスポートを使用して通信することができます。

スウェーデン語版マニュアルの提供中止

Solaris 10 8/07 リリース以降では、マニュアルはスウェーデン語に翻訳されなくなります。最新の情報については、http://docs.sun.com/ で英語版のマニュアルを参照してください。

Application Server のマニュアルで、Java DB ではなく Derby データベースと記述されている

Application Server のマニュアルでは、Java DB データベースが「Derby」と記述されています。「Derby」という記述はすべて「Java DB」に置き換えてください。データベースは /usr/appserver/javadb にインストールされます。

Software Supplement CD に収録されていたマニュアル

Solaris 10 オペレーティングシステム以降、Supplement CD はなくなります。これまで Supplement CD に収録されていたマニュアルは、http://docs.sun.com で参照できるようになりました。この CD に収録されていたその他のコンテンツは、Solaris キットまたは Sun Microsystems の Web サイトにあります。

『Solaris のシステム管理 (基本編)』

ここでは、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の特定の章に関する訂正について説明します。


注 –

Solaris 10 1/06 リリースから、この節は Solaris のマニュアルに適用されなくなります。


ディスクレスクライアントの管理 (手順)

「ディスクレスクライアントの追加方法」の手順 4 で、ディスクレスクライアントが追加されたかどうかを確認するためのコマンドは、正しくは次のとおりです。

4. ディスクレスクライアントがインストールされたことを確認します。


# /usr/sadm/bin/smdiskless list -H host-name:898 --

『Solaris 10 インストールの手引き』と Solaris 10 インストールガイド


注 –

Solaris 10 1/06 リリースから、この節は Solaris のマニュアルに適用されなくなります。


『Solaris 10 インストールの手引き』と Solaris 10 インストールガイドで、Solaris 10 リリースでは Sun Java Enterprise System がデフォルトでインストールされると記述されていますが、これは誤りです。Solaris 10 OS とともに Sun Java Enterprise System をインストールするには、カスタムインストールを実行する必要があります。

次の各マニュアルで、Solaris 10 のインストール時に Sun Java Enterprise System がデフォルトでインストールされると記述されていますが、これは誤りです。

『Solaris 10 インストールガイド (基本編)』

『Solaris 10 インストールガイド (ネットワークインストール)』

『Solaris 10 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)』

『Solaris 10 インストールガイド (カスタム JumpStart /上級編)』

「Solaris のインストールおよびアップグレード (ロードマップ) - 作業マップ: Solaris ソフトウェアのインストールまたはアップグレード」を参照してください。

『Solaris 10 インストールの手引き』

「Solaris 10 OS のインストール」を参照してください。

Solaris 10 のマニュアルとマニュアルページ

S2io 社は、社名を Neterion に変更しました。Solaris 10 のマニュアルおよびマニュアルページで S2io に関する記述は、すべて Neterion と読み替えてください。