Solaris 10 10/08 インストールガイド (基本編)

Solaris インストールプログラムの GUI またはテキストインストーラの要件

Solaris 10 Operating System DVD または Solaris 10 SOFTWARE - 1 CD に入っている Solaris インストールプログラムは、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) で、あるいは対話式テキストインストーラとしてデスクトップセッションまたはコンソールセッションで、実行できます。x86 システムの場合、Solaris インストールプログラムに Solaris Device Configuration Assistant (デバイス構成用補助) が含まれています。

ソフトウェアをインストールするときに、GUI を使用する方法、ウィンドウ表示環境を使用する方法、またはウィンドウ表示環境を使用しない方法を選択できます。十分なメモリーがある場合は、デフォルトで GUI が表示されます。GUI を表示できるだけの十分なメモリーがない場合は、デフォルトでその他の環境が表示されます。ブートオプション nowin または text を使用すると、デフォルト動作を変更できます。ただし、システムのメモリー量や遠隔インストールに関して制限されます。また、ビデオアダプタが検出されない場合、Solaris インストールプログラムは自動的にコンソールベースの環境で表示されます。表 1–2 に、これらの環境と、その表示に必要なメモリー要件を示します。

表 1–2 表示オプションとメモリー要件

メモリー 

インストールの種類 

説明 

384 - 511M バイト 

テキストベース 

画像は含まれませんが、ウィンドウとほかのウィンドウを開く機能が提供されます。  

text ブートオプションを使用している場合でシステムに十分なメモリーがあるときは、ウィンドウ表示環境でインストールされます。tip ラインを介してリモートでインストールする場合や、nowin ブートオプションを使用してインストールする場合は、コンソールベースのインストールに限定されます。

512 M バイト以上 

GUI ベース 

ウィンドウ、プルダウンメニュー、ボタン、スクロールバー、およびアイコン画像が提供されます。 

選択を入力するか、プロンプトに特別なコマンドを入力することで、インストールに使用するインストーラを指定することもできます。手順については、第 2 章Solaris インストールプログラムによる UFS ファイルシステムのインストール (作業)を参照してください。