Solaris 10 10/08 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)

パッケージの検証

すべてのパッケージは pkgchk の検証にパスしなければなりません。パッケージを作成したらインストールする前に、次のコマンドでパッケージをチェックする必要があります。


# pkgchk -d dir_name pkg_name
dir_name

パッケージがあるディレクトリの名前を指定します。

pkg_name

パッケージの名前を指定します。


例 B–1 パッケージをテストする

パッケージを作成したら、pkgadd コマンドに -R dir_name オプションを指定して、これを代替ルート (/) ファイルシステムにインストールしてテストする必要があります。パッケージをインストールしたら、次のように、パッケージが正しいかどうかを pkgchk コマンドでチェックします。


# pkgadd -d . -R /a SUNWvxvm
# pkgchk -R /a SUNWvxvm

エラーが表示されないことを確認します。



例 B–2 /export/SUNWvxvm にあるパッケージをテストする

たとえば、パッケージが /export/SUNWvxvm にあるなら、コマンドを次のように指定します。


# pkgchk -d /export SUNWvxvm

エラーが表示されないことを確認します。


ファイルの作成、変更、削除を行うときに、ほかのコマンドでパッケージを検証することもできます。次にコマンド例を示します。


# TEMPDIR=/a; export TEMPDIR
# truss -t open /usr/sbin/pkgadd -R ${TEMPDIR} SUNWvxvm \
2>&1 > /dev/null | grep -v O_RDONLY | grep -v \
'open("'${TEMPDIR}