Solaris 10 10/08 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)

付録 C アップグレード時のパッチアナライザの使用 (作業)

この章では、Solaris OS をアップグレードする前にパッチアナライザでパッチを検査する手順について説明します。最初の Solaris 10 3/05 リリースに続く次のいずれかのリリースにアップグレードする場合に、パッチアナライザはシステムの解析を実行します。

Solaris Update リリースへのアップグレード

すでに Solaris 10 3/05 リリースを実行していて、個別のパッチをインストール済みの場合、以降の Solaris 10 リリースにアップグレードしたときの動作は次のとおりです。

パッチアナライザは、システムを解析し、上記のいずれかのリリースへのアップグレードによって削除されるパッチがあれば、それを特定します。パッチアナライザは次の形式で使用できます。

解析を実行した後、パッチの解析結果の詳細については、「パッチアナライザの出力を確認する方法」を参照してください。

Procedureanalyze_patches スクリプトを実行する方法


注 –

analyze_patches スクリプトを実行するには、インストール済みシステムと Solaris Operating System DVD、Solaris SOFTWARE CD、またはネットワークインストールイメージに、NFS またはローカルでマウントされたメディアを通してスクリプトからアクセスできることが必要です。


  1. Misc ディレクトリに移動します。

    この例では、イメージはローカルにマウントされたメディア上にあります。


    # cd /cdrom/cdrom0/Solaris_10/Misc
    
  2. analyze_patches スクリプトを実行します。


    # ./analyze_patches -R rootdir -N netdir -D databasedir
    
    -R rootdir

    rootdir は、インストールされたシステムのルートです。デフォルトは / です。

    -N netdir

    netdir は、インストールする OS イメージのルートへのパスです。デフォルトは /cdrom/cdrom0 です。netdir は、Solaris_10 ディレクトリを含んでいるディレクトリのパスです。NFS マウントポイントから patch_analyzer を実行している場合は、このオプションを使用する必要があります。

    -D databasedir

    OS イメージ内の Misc/ ディレクトリ以外のディレクトリからスクリプトを呼び出すと、プログラムはパッチの解析に使用するデータベースを見つけることができません。-D オプションを使用して、データベースへのパスを指定してください。このデータベースは OS イメージの Solaris_10 /Misc/database に置かれています。このデータベースを使用しなければ、スクリプトは正しく動作しません。

Procedureパッチアナライザの出力を確認する方法

解析を実行した後、次の手順で出力を確認します。

  1. パッチアナライザの出力を確認します。

    パッチアナライザでは、ほかのパッチによって削除、ダウングレード、累積、または廃止されるパッチのリストが得られます。パッチの累積はパッチのアップグレードに似ています。累積されるパッチは削除され、その修正は新しいパッチによって提供されます。次のようなメッセージが表示されます。


    Patch 105644-03 will be removed.
    Patch 105925 will be downgraded from -02 to -01.
    Patch 105776-01 will be accumulated/obsoleted by patch 105181-05.

    パッチアナライザプログラムでリストが得られない場合は、システムにすでにインストールされていたどのパッチに対しても何のアクションも行われません。

  2. パッチの置換と削除に同意するかどうかを決定します。

    • する場合は、システムをアップグレードします。

    • しない場合は、システムをアップグレードしないでください。