cluster キーワードは、UFS ファイルシステム、ZFS ルートプールのどちらのインストールにも使用できます。このキーワードの使用方法は、UFS のインストールと ZFS のインストールで同じです。
UFS または ZFS のインストールで使用できるキーワードの詳細な一覧については、表 8–2 を参照してください。
ZFS ルートプールのインストール時にプロファイルで cluster キーワードを使用する方法については、「ZFS ルートプール用の JumpStart プロファイルの例」を参照してください。
| cluster group_name | 
cluster は、どのソフトウェアグループをシステムに追加するかを指定します。
ソフトウェアグループは、クラスタおよびパッケージの集まりを含むメタクラスタです。ソフトウェアグループは、cluster キーワードおよび group_name 変数を使ってインストールされます。この cluster キーワードは、初期インストールのときにのみインストールできます。この cluster キーワードは、clustertoc(4) ファイル内のメタクラスタを表します。
クラスタは SUNWname という名前のパッケージの集まりです。クラスタは、cluster キーワードおよび cluster_name 変数を使ってインストールされます。クラスタは初期インストールまたはアップグレードのときに、ソフトウェアグループ (メタクラスタ) から追加または削除できます。
各ソフトウェアグループの group_name 名は次のとおりです。
| ソフトウェアグループ | group_name | 
|---|---|
| 限定ネットワークシステムサポート | SUNWCrnet | 
| コアシステムサポート | SUNWCreq | 
| エンドユーザーシステムサポート | SUNWCuser | 
| 開発者システムサポート | SUNWCprog | 
| 全体ディストリビューション | SUNWCall | 
| 全体ディストリビューションと OEM サポート | SUNWCXall | 
次の制限が適用されます。
ソフトウェアグループは、ほかの cluster エントリおよび package エントリよりも前に指定する必要があります。
プロファイル内の cluster でソフトウェアグループを指定しない場合、デフォルトによりエンドユーザーシステムサポートソフトウェアグループ (SUNWCuser) がシステムにインストールされます。
ソフトウェアグループの詳細は、『Solaris 10 10/08 インストールガイド (インストールとアップグレードの計画)』の「ソフトウェアグループごとの推奨ディスク容量」を参照してください。