2 つのバージョンの Directory Server のデータベース形式には互換性がありせん。したがって、Directory Server 5.1 ユーザーは使用しているデータベースを Sun Java System Directory Server 5 2005Q1 用にフォーマットされたデータベースに移行することをお勧めします。
移行を行うには、Solaris 10 OS にアップグレードしたシステムに両方のバージョンの Directory Server が含まれている必要があります。圧縮されたアーカイブ (.tar.gz) 配信形式を使用している DS 5.1 ユーザーは、手順 2 の移行処理にすぐに進むことができます。
端末ウィンドウで、 iPlanet Directory Server 5.1 パッケージがシステムに存在しているかどうかを確認します。
$ pkginfo | grep IPLT |
次のパッケージが出力として表示されたら、手順 2 に進んで移行処理を開始できます。この出力は、iPlanet Directory Server 5.1 パッケージがシステムに含まれていることを示します。
system IPLTadcon Administration Server Console system IPLTadman Administration Server Documentation system IPLTadmin Administration Server system IPLTcons Console Client Base system IPLTdscon Directory Server Console system IPLTdsman Directory Server Documentation system IPLTdsr Directory Server (root) system IPLTdsu Directory Server (usr) system IPLTjss Network Security Services for Java system IPLTnls Nationalization Languages and Localization Support system IPLTnspr Portable Runtime Interface system IPLTnss Network Security Services system IPLTpldap PerLDAP $ |
パッケージが存在しない場合は、まず iPlanet Directory Server 5.1 パッケージをインストールします。詳細は、前節 「Directory Server 5.1 のインストール」の手順 1 - 4 を参照してください。インストールが完了したら、手順 2 に進んで移行処理を始めます。
iPlanet Directory Server 5.1 のデータベースを現在のバージョンに移行します。手順については、http://docs.sun.com/coll/DirectoryServer_05q1 にある Sun Java System Directory Server のドキュメントを参照してください。
データの移行後は、引き続き移行前に行ったのと同じ方法でディレクトリデータのバックアップを行うようにしてください。今後の障害回復に、移行したデータベースが必要となることがあります。