この章では、Solaris Operating System DVD または Solaris SOFTWARE - 1 CD に入っている Solaris 対話式インストールプログラムを使用して、ZFSTM ルートプールの初期インストールを実行する方法について説明します。
この章の内容は、次のとおりです。
Solaris 対話式テキストインストーラを使用して初期インストールを実行し、ブート可能な ZFS ルートプールを含む ZFS ストレージプールを作成できます。標準の GUI インストールプログラムを使用して ZFS ルートプールをインストールすることはできません。
Solaris 対話式テキストインストーラによるインストール処理は、以前の Solaris リリースと同様です。UFS ルート (/) ファイルシステムと ZFS ルートプールのどちらをインストールするかを選択できる点が異なります。このリリースでも、デフォルトのファイルシステムは UFS です。ZFS ストレージプールを作成してインストールするには、ZFS オプションを選択する必要があります。
システム上に ZFS ストレージプールがすでに存在する場合、それらは既存のプールのディスクを選択して新しいストレージプールを作成する場合以外は変更されません。既存の ZFS ストレージプールを ZFS ルートファイルシステムとして使用するには、Solaris Live Upgrade を使用して、既存の UFS ルート (/) ファイルシステムを ZFS ルートプールに移行する必要があります。Solaris Live Upgrade には、ZFS ルートプールをアップグレードする手段も用意されています。詳細は、『Solaris 10 5/09 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)』の第 11 章「Solaris Live Upgrade と ZFS (概要)」を参照してください。
初期インストールを実行して ZFS ストレージプールを作成する前に、『Solaris 10 5/09 インストールガイド (インストールとアップグレードの計画)』の第 6 章「ZFS ルートファイルシステムのインストール (計画)」を参照してください。
この手順では、スタンドアロンの SPARC システムを CD または DVD メディアからインストールする方法について説明します。
DVD-ROM ドライブまたは CD-ROM ドライブが直接接続されていないマシンやドメインに Solaris OS をインストールする場合は、別のマシンに接続されている DVD-ROM ドライブまたは CD-ROM ドライブを使用できます。手順の詳細は、『Solaris 10 5/09 インストールガイド (ネットワークインストール)』の付録 B「リモートからのインストールまたはアップグレード (作業)」を参照してください。
必要なメディアを用意してください。
DVD でインストールする場合は、Solaris Operating System DVD (SPARC 版) が必要です。
CD からインストールする場合は、次の CD を使用してください。
次のメディアが必要です。
Solaris SOFTWARE CD。
Solaris Languages CD (SPARC 版) – 特定の地域の言語をサポートする必要がある場合は、インストールプログラムによってこれらの CD を求めるプロンプトが表示されます。
既存のデータやアプリケーションを保持するには、システムのバックアップをとります。
UFS ファイルシステムのバックアップについては、『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』の第 23 章「UFS ファイルシステムのバックアップと復元 (概要)」を参照してください
ZFS ルートプールのバックアップについては、『Solaris ZFS 管理ガイド』の「ZFS データを送信および受信する」を参照してください
Solaris Operating System DVD (SPARC 版) または Solaris SOFTWARE - 1 CD (SPARC 版) を挿入します。
ok プロンプトが表示されます。
Solaris 対話式テキストインストーラを起動します。インストール GUI を実行して ZFS ルートプールをインストールすることはできません。ローカルの DVD または CD からブートし、テキストインストーラをデスクトップセッションで起動するには、次のコマンドを入力します。
ok boot cdrom - text |
テキストインストーラをデスクトップセッションで実行することを指定します。このオプションは、デフォルトの GUI インストーラよりも優先されます。
オペレーティングシステムが自己識別キーボードを見つけられない場合は、次の画面にキー配列の選択情報が表示されます。
PS/2 キーボードは自己識別型ではありません。インストール時にキー配列を選択するように求められます。
(省略可能) 下に示す画面から必要なキー配列を選択し、F2 キーを押して続行します。
Configure Keyboard Layout +---------------------------------------------------------------------------+ | Please specify the keyboard layout from the list below. | | | | To make a selection, use the arrow keys to highlight the option and | | press Return to mark it [X]. | | | | Keyboard Layout | | ----------------------- | | [ ] Serbia-And Montenegro | | [ ] Slovenian | | [ ] Slovakian | | [ ] Spanish | | [ ] Swedish | | [ ] Swiss-French | | [ ] Swiss-German | | [ ] Taiwanese | | [ ] TurkishQ | | [ ] TurkishF | | [ ] UK-English | | [ X] US-English | | | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
システムでデバイスとインタフェースが構成され、構成ファイルが検索されます。言語の選択肢の一覧が表示される場合があります。この画面が表示されない場合は、手順 6 に進んでください。
(省略可能) 言語の選択画面が表示される場合があります。インストール時に使用する言語を選択し、F2 キーを押します。
Select a Language +---------------------------------------------------------------------------+ | Please specify the the language from the list below. | | | | To make a selection, use the arrow keys to highlight the option and | | press Return to mark it [X]. | | | | [ ] English | | [ ] French | | [ ] German | | [ ] Italian | | [ ] Japanese | | [ ] Korean | | [ ] Simplified Chinese | | [ ] Spanish | | [ ] Swedish | | [ ] Traditional Chinese | | [ ] UK-English | | | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
F2 キーを押してインストールを開始します。構成に関する残りの質問が表示される場合は、それらに答えます。
システム情報の事前設定
次のいずれかのオプションを選択します。
すべてのシステム情報が事前設定されている場合は、構成情報の入力は求められません。詳細は、『Solaris 10 5/09 インストールガイド (ネットワークインストール)』の第 2 章「システム構成情報の事前設定 (作業)」を参照してください。
すべてのシステム情報が事前設定されている場合以外は、インストールプログラムのいくつかの画面で情報の入力が求められます。「インストール用のチェックリスト」を参照して、構成の質問に答えてください。
ネットワーク構成
構成の質問の 1 つで、リモートクライアントによるネットワークサービスの使用を可能にするかどうかを尋ねられます。デフォルトの回答は「はい」です。
「いいえ」を選択すると、より高いセキュリティーで保護された構成となり、リモートクライアントに提供されるネットワークサービスは Secure Shell だけになります。「はい」を選択すると、以前の Solaris リリースと同様に、より多くのサービスが使用可能になります。インストール後に任意のサービスを使用可能にできるため、「いいえ」を選択しても問題ありません。これらのオプションについての詳細は、『Solaris 10 5/09 インストールガイド (インストールとアップグレードの計画)』の「ネットワークセキュリティーの計画」を参照してください。
ネットワークサービスは、netservices open コマンドを使用するか、SMF コマンドを使用して個別にサービスを有効にする方法で、インストール後に有効にすることができます。詳細は、『Solaris 10 5/09 インストールガイド (インストールとアップグレードの計画)』の「インストール後のセキュリティー設定の修正」を参照してください。
構成の質問に答え、ルートパスワードを設定すると、Solaris の対話式インストール画面が表示されます。
Solaris Interactive Installation +---------------------------------------------------------------------------+ |On the following screens, you can accept the defaults or you can customize | | how Solaris software will be install by: | | - Selecting the type of Solaris software to install | | - Selecting disks to hold the software you've selected | | - Selecting unbundled products to be installed with Solaris | | - Specifying how file systems are laid out on the disks | | | |After completing these tasks, a summary of your selections | |(called a profile) will be displayed. | | | |There are two ways to install your Solaris software: | | | | - "Standard" installs your system from a standard Solaris | | Distribution. Selecting "standard" allows you to choose | | between initial install and upgrade, if your system is upgradeable. | | | | - "Flash" installs your system from one or more Flash Archives. | | | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
システムのリブートとディスクの取り出しを自動的に行うかどうかを決定します。F2 キーを押します。
システム上に ZFS ストレージプールがすでに存在する場合、それらは次のメッセージで認識されますが、既存のプールのディスクを選択して新しいストレージプールを作成する場合以外は変更されません。
There are existing ZFS pools available on this system. However, they can only be upgraded using the Live Upgrade tools. The following screens will only allow you to install a ZFS root system, not upgrade one. |
ライセンス画面が表示されます。
インストールを続行する場合は、ライセンス条項に同意します。F2 キーを押します。
「「アップグレード」または「初期」インストールの選択」画面が表示される場合があります。アップグレード可能な UFS ファイルシステムがある場合は、この画面が表示されます。この画面が表示されない場合は、手順 10 に進んでください。
ZFS のインストールを実行するには、F4 キーを押して初期インストールを行う必要があります。
地域、ロケール、および追加の製品を選択する画面が表示されます。
地域、ロケール、および追加の製品を選択します。
「ファイルシステムの種類の選択」画面が表示されます。
ZFS ルートプールを作成するには、ZFS オプションを選択し、F2 キーを押します。
Choose a Filesystem Type +---------------------------------------------------------------------------+ | Select the filesystem to use for your Solaris installation | | | | [ ] UFS | | [X] ZFS | | | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
「ソフトウェアの選択」画面が表示されます。
実行するインストールの種類を選択します。F2 キーを押します。
デフォルトインストールを実行するには、表示されるデフォルト値をそのまま使用します。カスタムインストールを実行するには、テキストインストーラの画面で値を編集します。この例では、デフォルトの「全体ディストリビューション」のインストールが選択されています。
ソフトウェアグループの詳細については、「ソフトウェアグループごとの推奨ディスク容量」を参照してください。
Select Software +---------------------------------------------------------------------------+ |Select the Solaris software to install on the system | | | |Note: After selecting a software group, you can add or remove | |software by customizing it. However this requires understanding of | |software dependencies and how Solaris software is packaged. | | | | [ ] Entire Distribution plus OEM support ......5838.00 MB | | [X] Entire Distribution........................5830.00 MB | | [ ] Developer System Support...................5695.00 MB | | [ ] End User System Support....................4747.00 MB | | [ ] Core System Support........................1558.00 MB | | [ ] Reduced Networking Core System Support.....1512.00 MB | | | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
「ディスクの選択」画面が表示されます。
インストールするソフトウェアを選択したあと、ZFS ストレージプールを作成するためのディスクの選択を求めるプロンプトが表示されます。この画面は以前の Solaris リリースと同様ですが、次のテキストが異なります。
For ZFS, multiple disks will be configured as mirrors, so the disk you choose, or the slice within the disk must exceed the Suggested Minimum value. |
ZFS ルートプールに使用するディスクとして、1 つまたは複数を選択できます。
単一のディスクを選択した場合、あとでミラー化構成にするには、『Solaris ZFS 管理ガイド』の「ZFS ストレージプール内のデバイスを管理する」で zpool attach コマンドを参照してください。
2 つのディスクを選択すると、ルートプールにはミラー化された 2 ディスク構成が設定されます。2 ディスクまたは 3 ディスクのミラー化プールが最適です。
8 つのディスクがある場合に 8 つのディスクすべてを選択すると、ルートプールでは 8 つのディスクが単一の大規模なミラーとして使用されます。これは最適な構成ではありません。
ルートプールでは RAID-Z プール構成はサポートされていません。ZFS ストレージプールの構成方法の詳細については、『Solaris ZFS 管理ガイド』の「ZFS ストレージプールの複製機能」を参照してください。
Select Disks +---------------------------------------------------------------------------+ |On this screen you must select the disks for installing Solaris | |software. Start by looking at the Suggested Minimum Field; | |this value is the approximate space needed to install the software | |you've selected. For ZFS, multiple disks will be configured as mirrors, | |so the disk you choose on the slice within the disk must exceed | |the Suggested Minimum Value. | | | | Note: xx denotes the current boot disk | | | |Disk Device Available Space | |========================================================================== | | | |[X]xx c0t0d0 29164 MB (F4 to edit) | | | | Maximum Root Size: 29164 MB | | Suggested Minimum: 5838 MB | | | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
「データの保存」画面が表示されます。
(省略可能) ソフトウェアをインストールするために選択したディスク上のデータを保存します。
インストール用に選択したディスクに、ファイルシステムや命名されていないスライスが存在する場合、必要であればこの時点でそれらを保存できます。
Preserve Data? +---------------------------------------------------------------------------+ |Do you want to preserve existing data? At least one of the disks you've | |selected for installing Solaris software has file systems or unnamed slices| |that you may want to save | | | | | | F2_Continue F4_Preserve F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
データを保存する場合は F4 キーを押すと、データを保存するための画面が表示されます。
(省略可能) 保存するデータを選択します。
Preserve Data +---------------------------------------------------------------------------+ |On this screen you can perserve the data on some or all disk slices. Any | |slice you preserve will not be touched when Solaris software is installed | |If you preserve data on / (root), /usr, or /var you must rename them | |because new versions of these file systems are created when Solaris | |software is installed. | | | |Warning: Preserving an 'overlap' slice will not preserve any data within | |it. To preserve this data, you must explicitly set the mount point name. | | | |Mount Point or Pool State Disk/Slice Size | |========================================================================== | |[ ] zfs: rpool Online c0t0d0s0 27133 MB | |[ ]swap c0t1d0s1 2047 MB | |[X]overlap c0t2d0s2 29188 MB | | | | | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
ZFS 設定を構成するための画面が表示されます。
デフォルト値をそのまま使用できます。または、ZFS プールの名前、データセット名、プールサイズ、スワップ、およびダンプを変更できます。また、/var ファイルシステムの作成およびマウントの方法を変更することもできます。
Configure ZFS Settings +-------------------------------------------------------------------------- -+ |Specify the name of the pool to be created from the disk(s) you have chosen.| |Also specify the name of the dataset to be created within the pool that is | |to be used as the root directory for the filesystem. | | | | | | ZFS Pool Name: rpool | | ZFS Root Dataset Name: szboot_0507 | | ZFS Pool Size in (MB): 17270 | | Size of swap area in (MB): 1024 | | Size of dump area in (MB): 1024 | | (Pool size must be between 9472 MB and 17270 MB) | | | | [X] Keep / and /var combined | | [ ] Put /var on a separate dataset | | | | F2_Continue F6_Help | +------------------------------------------------------------------------- --+ |
リモートファイルシステムをマウントするための画面が表示されます。
リモートファイルシステムをマウントするかどうかを決定します。
Mount Remote File System +-------------------------------------------------------------------------- -+ |Do you want to mount a software from a remote file server? This may | |be necessary if you had to remove software because of disk space problems. | | | | | | F2_Continue F6_Help | +------------------------------------------------------------------------- --+ |
最後のインストール画面が表示されます。
「プロファイル」画面で、インストールに選択した内容を確認します。必要に応じてインストールプロファイルを変更できます。次の例は、最後のインストールプロファイル画面です。
Profile +-------------------------------------------------------------------------- -+ |The information shown below is your profile for installing Solaris software.| |It reflects the choices you've made on previous screens. | | | |============================================================================| | | | Installation Option: Initial | | Boot Device: c1t2d0 | | Root File System Type: ZFS | | Client Services: None | | | | Regions: North America | | System Locale: C ( C ) | | | | Software: Solaris 10, Entire Distribution | | Pool Name: rpool | | Boot Environment Name: szboot_0507 | | Pool Size: 17270 MB | | Devices in Pool: c1t2d0 | | | | | | F2_Continue F6_Help | +------------------------------------------------------------------------- --+ |
Solaris ソフトウェアをインストールするには、F2 キーを押します。画面の指示に従って、Solaris ソフトウェアをインストールします。
Solaris 対話式テキストプログラムによる Solaris ソフトウェアのインストールが終了すると、システムは自動的にリブートするか、または手動でリブートするように促します。
追加の製品をインストールする場合は、その製品の DVD または CD を挿入するように指示が表示されます。インストール手順については、該当するインストールマニュアルを参照してください。
インストールが終了すると、インストールログがファイルに保存されます。インストールログは、/var/sadm/system/logs ディレクトリと /var/sadm/install/logs ディレクトリに作成されます。
インストールが完了します。
インストール時に自動リブートを選択しなかった場合は、システムをリブートします。
# reboot |
インストールした ZFS ルートプールでシステムが起動します。
boot コマンドに -L オプションを使用して、使用可能なブート環境のリストを表示できます。SPARC ベースのブートの詳細については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「SPARC システムで ZFS ルートファイルシステムからブートする」を参照してください。
インストールが完了したら、結果として得られた ZFS ストレージプールとファイルシステムの情報を、次の例のように確認します。
ZFS ルートプールは、管理を必要としない特殊なプールです。この例の zfs list の出力では、rpool/ROOT エントリなどルートプールのコンポーネントが識別されています。デフォルトでは、これらにはアクセスできません。
# zpool status pool: rpool state: ONLINE scrub: none requested config: NAME STATE READ WRITE CKSUM rpool ONLINE 0 0 0 c1t2d0s0 ONLINE 0 0 0 errors: No known data errors # zfs list NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT rpool 6.83G 9.66G 62K /rpool rpool/ROOT 5.82G 9.66G 18K legacy rpool/ROOT/szboot_0507 5.82G 9.66G 5.82G rpool/dump 512M 9.66G 512M - rpool/swap 518M 9.66G 518M - |
最初に単一のディスクで ZFS ストレージプールを作成した場合は、インストール後にこのディスクを ZFS ミラー化構成に変換できます。ディスクの追加または接続の詳細については、『Solaris ZFS 管理ガイド』の「ZFS ストレージプール内のデバイスを管理する」を参照してください。
インストール時に問題が発生する場合は、『Solaris 10 5/09 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)』の付録 A「問題発生時の解決方法 (作業)」を参照してください。
Solaris 対話式テキストインストーラを使用して Solaris OS の初期インストールを実行できます。初期インストールを実行すると、インストール先のディスク上にあるデータが上書きされます。この節では、DVD または CD メディアから Solaris OS をインストールする方法について説明します。
x86 システム用の Solaris インストールプログラムでは、GRUB ブートローダーが使用されます。この手順では、スタンドアロンの GRUB ブートローダー付き x86 システムを CD または DVD メディアからインストールする方法について説明します。GRUB ブートローダーの概要については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「ブート時に GRUB メニューを編集してブート動作を変更する」を参照してください。
DVD-ROM ドライブまたは CD-ROM ドライブが直接接続されていないマシンやドメインに Solaris OS をインストールする場合は、別のマシンに接続されている DVD-ROM ドライブまたは CD-ROM ドライブを使用できます。手順の詳細は、『Solaris 10 5/09 インストールガイド (ネットワークインストール)』の付録 B「リモートからのインストールまたはアップグレード (作業)」を参照してください。
次のいずれかのオプションを選択します。
Sun Microsystems, Inc. 以外で製造されたシステムに Solaris OS をインストールする場合は、インストールを開始する前に、Solaris Hardware Compatibility List (http://www.sun.com/bigadmin/hcl) を確認してください。
(省略可能) システムのバックアップをとります。
既存のデータやアプリケーションを保持するには、システムのバックアップをとります。
UFS ファイルシステムのバックアップについては、『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』の第 23 章「UFS ファイルシステムのバックアップと復元 (概要)」を参照してください。
ZFS ルートプールのバックアップについては、『Solaris ZFS 管理ガイド』の「ZFS データを送信および受信する」を参照してください。.
適切なメディアをシステムに挿入します。
Solaris Operating System DVD または Solaris SOFTWARE - 1 CD からブートする場合は、そのディスクを挿入します。この場合、システムの BIOS が DVD または CD からのブートをサポートしている必要があります。
DVD または CD からブートするように BIOS を手動で設定する必要が生じることもあります。BIOS の設定方法については、ハードウェアのマニュアルを参照してください。
CD または DVD からブートするように BIOS を手動で設定する必要がある場合は、システムのブート処理を中断する適切なキーシーケンスを入力します。
BIOS でブート優先順位を変更し、BIOS を終了してインストールプログラムに戻ります。
メモリーテストとハードウェア検出が実行されます。画面が再表示されます。GRUB メニューが表示されます。
GNU GRUB version 0.95 (631K lower / 2095488K upper memory) +-------------------------------------------------------------------------+ | Solaris | | Solaris Serial Console ttya | | Solaris Serial Console ttyb (for lx50, v60x and v65x) | | | | | +-------------------------------------------------------------------------+ Use the ^ and v keys to select which entry is highlighted. Press enter to boot the selected OS, 'e' to edit the commands before booting, or 'c' for a command-line. |
「Solaris」を選択し、Enter キーを押します。
デフォルトのブートディスクが、システムのインストールまたはアップグレードに必要な条件を満たしているかどうかが検査されます。インストールプログラムがシステム構成を検出できない場合は、不足している情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。
検査が完了すると、インストールの選択画面が表示されます。
インストールの種類を選択します。デスクトップセッションで対話式テキストインストーラを使って Solaris OS をインストールするには、3 と入力してから Enter キーを押します。
このインストールの種類を選択すると、デフォルトの GUI インストーラを無効にして ZFS インストール用のテキストインストーラを実行します。
Select the type of installation you want to perform: 1 Solaris Interactive 2 Custom JumpStart 3 Solaris Interactive Text (Desktop session) 4 Solaris Interactive Text (Console session) 5 Apply driver updates 6 Single user shell Enter the number of your choice followed by the <ENTER> key. Alternatively, enter custom boot arguments directly. If you wait 30 seconds without typing anything, an interactive installation will be started. |
システムでデバイスとインタフェースが構成され、構成ファイルが検索されます。オペレーティングシステムが自己識別キーボードを見つけられない場合は、次の画面にキー配列の選択情報が表示されます。システムが自己識別キーボードを見つけた場合は、手順 7 に進んでください。
(省略可能) 下に示す画面から必要なキー配列を選択し、F2 キーを押して続行します。
Configure Keyboard Layout +---------------------------------------------------------------------------+ | Please specify the keyboard layout from the list below. | | | | To make a selection, use the arrow keys to highlight the option and | | press Return to mark it [X]. | | | | Keyboard Layout | | ----------------------- | | [ ] Serbia-And Montenegro | | [ ] Slovenian | | [ ] Slovakian | | [ ] Spanish | | [ ] Swedish | | [ ] Swiss-French | | [ ] Swiss-German | | [ ] Taiwanese | | [ ] TurkishQ | | [ ] TurkishF | | [ ] UK-English | | [ X] US-English | | | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
システムでデバイスとインタフェースが構成され、構成ファイルが検索されます。ウィンドウが機能していることを確認する 2 つの画面が表示される場合があります。次の 2 つの画面で確認し、テキストモードで続行します。
(省略可能) 次の画面で、Enter キーを押します。
Starting Solaris Interactive (graphical user interface) Installation +------------------------------------------------------------+ | You must respond to the first question within 30 seconds | | or the installer proceeds in a non-window environment | | (console mode). | | | | If the screen becomes blank or unreadable the installer | | proceeds in console mode. | | | | If the screen does not properly revert to console mode, | | restart the installation and make the following selection: | | | | Solaris Interactive Text (Console session) | -------------------------------------------------------------+ |
進捗メッセージが完了すると、別の確認画面が表示されます。
(省略可能) 次のテキスト画面内にカーソルを移動して、Enter キーを押します。
+------------------------------------------------------------+ |If the screen is legible, press ENTER in this window. | | | | | | | |-------------------------------------------------------------+ |
言語の選択肢の一覧が表示される場合があります。この画面が表示されない場合は、手順 10 に進んでください。
(省略可能) 次の画面で、インストール時に使用する言語を選択し、F2 キーを押します。
Select a Language +---------------------------------------------------------------------------+ | Please specify the the language from the list below. | | | | To make a selection, use the arrow keys to highlight the option and | | press Return to mark it [X]. | | | | [ ] English | | [ ] French | | [ ] German | | [ ] Italian | | [ ] Japanese | | [ ] Korean | | [ ] Simplified Chinese | | [ ] Spanish | | [ ] Swedish | | [ ] Traditional Chinese | | [ ] UK-English | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
F2 キーを押してインストールを開始します。構成に関する残りの質問が表示される場合は、それらに答えます。
システム情報の事前設定
次のいずれかのオプションを選択します。
すべてのシステム情報が事前設定されている場合は、構成情報の入力は求められません。詳細は、『Solaris 10 5/09 インストールガイド (ネットワークインストール)』の第 2 章「システム構成情報の事前設定 (作業)」を参照してください。
すべてのシステム情報が事前設定されている場合以外は、インストールプログラムのいくつかの画面で情報の入力が求められます。「インストール用のチェックリスト」を参照して、構成の質問に答えてください。
ネットワーク構成
構成の質問の 1 つで、リモートクライアントによるネットワークサービスの使用を可能にするかどうかを尋ねられます。デフォルトの回答は「はい」です。
「いいえ」を選択すると、より高いセキュリティーで保護された構成となり、リモートクライアントに提供されるネットワークサービスは Secure Shell だけになります。「はい」を選択すると、以前の Solaris リリースと同様に、より多くのサービスが使用可能になります。インストール後に任意のサービスを使用可能にできるため、「いいえ」を選択しても問題ありません。これらのオプションについての詳細は、『Solaris 10 5/09 インストールガイド (インストールとアップグレードの計画)』の「ネットワークセキュリティーの計画」を参照してください。
ネットワークサービスは、netservices open コマンドを使用するか、SMF コマンドを使用して個別にサービスを有効にする方法で、インストール後に有効にすることができます。詳細は、『Solaris 10 5/09 インストールガイド (インストールとアップグレードの計画)』の「インストール後のセキュリティー設定の修正」を参照してください。
構成の質問に答え、ルートパスワードを設定すると、Solaris の対話式インストール画面が表示されます。
Solaris Interactive Installation +---------------------------------------------------------------------------+ |On the following screens, you can accept the defaults or you can customize | | how Solaris software will be install by: | | - Selecting the type of Solaris software to install | | - Selecting disks to hold the software you've selected | | - Selecting unbundled products to be installed with Solaris | | - Specifying how file systems are laid out on the disks | | | |After completing these tasks, a summary of your selections | |(called a profile) will be displayed. | | | |There are two ways to install your Solaris software: | | | | - "Standard" installs your system from a standard Solaris | | Distribution. Selecting "standard" allows you to choose | | between initial install and upgrade, if your system is upgradeable. | | | | - "Flash" installs your system from one or more Flash Archives. | | | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
システムのリブートとディスクの取り出しを自動的に行うかどうかを決定します。F2 キーを押します。
システム上に ZFS ストレージプールがすでに存在する場合、それらは次のメッセージで認識されますが、既存のプールのディスクを選択して新しいストレージプールを作成する場合以外は変更されません。
There are existing ZFS pools available on this system. However, they can only be upgraded using the Live Upgrade tools. The following screens will only allow you to install a ZFS root system, not upgrade one. |
ライセンス画面が表示されます。
インストールを続行する場合は、ライセンス条項に同意します。F2 キーを押します。
「「アップグレード」または「初期」インストールの選択」画面が表示される場合があります。アップグレード可能な UFS ファイルシステムがある場合は、この画面が表示されます。この画面が表示されない場合は、手順 14 に進んでください。
ZFS のインストールを実行するには、F4 キーを押して初期インストールを行う必要があります。
地域、ロケール、および追加の製品を選択する画面が表示されます。
地域、ロケール、および追加の製品を選択します。
「ファイルシステムの種類の選択」画面が表示されます。
ZFS ルートプールを作成してインストールするには、ZFS オプションを選択します。
Choose a Filesystem Type +---------------------------------------------------------------------------+ | Select the filesystem to use for your Solaris installation | | | | [ ] UFS | | [X] ZFS | | | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
「ソフトウェアの選択」画面が表示されます。
実行するインストールの種類を選択します。F2 キーを押します。
デフォルトインストールを実行するには、表示されるデフォルト値をそのまま使用します。カスタムインストールを実行するには、テキストインストーラの画面で値を編集します。この例では、デフォルトの「全体ディストリビューション」のインストールが選択されています。
ソフトウェアグループの詳細については、「ソフトウェアグループごとの推奨ディスク容量」を参照してください。
Select Software +---------------------------------------------------------------------------+ |Select the Solaris software to install on the system | | | |Note: After selecting a software group, you can add or remove | |software by customizing it. However this requires understanding of | |software dependencies and how Solaris software is packaged. | | | | [ ] Entire Distribution plus OEM support ......5838.00 MB | | [X] Entire Distribution........................5830.00 MB | | [ ] Developer System Support...................5695.00 MB | | [ ] End User System Support....................4747.00 MB | | [ ] Core System Support........................1558.00 MB | | [ ] Reduced Networking Core System Support.....1512.00 MB | | | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
「ディスクの選択」画面が表示されます。
インストールするソフトウェアを選択したあと、ZFS ストレージプールを作成するためのディスクの選択を求めるプロンプトが表示されます。この画面は以前の Solaris リリースと同様ですが、次のテキストが異なります。
For ZFS, multiple disks will be configured as mirrors, so the disk you choose, or the slice within the disk must exceed the Suggested Minimum value. |
ZFS ルートプールに使用するディスクとして、1 つまたは複数を選択できます。
単一のディスクを選択した場合、あとでミラー化構成にするには、『Solaris ZFS 管理ガイド』の「ZFS ストレージプール内のデバイスを管理する」で zpool attach コマンドを参照してください。
2 つのディスクを選択すると、ルートプールには 2 ディスク構成が設定されます。2 ディスクまたは 3 ディスクのミラー化プールが最適です。
8 つのディスクがある場合に 8 つのディスクすべてを選択すると、ルートプールでは 8 つのディスクが単一の大規模なミラーとして使用されます。これは最適な構成ではありません。
ルートプールでは RAID-Z プール構成はサポートされていません。ZFS ストレージプールの構成方法の詳細については、『Solaris ZFS 管理ガイド』の「ZFS ストレージプールの複製機能」を参照してください。
Select Disks +---------------------------------------------------------------------------+ |On this screen you must select the disks for installing Solaris | |software. Start by looking at the Suggested Minimum Field; | |this value is the approximate space needed to install the software | |you've selected. For ZFS, multiple disks will be configured as mirrors, | |so the disk you choose on the slice within the disk must exceed | |the Suggested Minimum Value. | | | | Note: xx denotes the current boot disk | | | |Disk Device Available Space | |========================================================================== | | | |[X]xx c0d0 29164 MB (F4 to edit) | | | | Maximum Root Size: 29164 MB | | Suggested Minimum: 5838 MB | | | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
「データの保存」画面が表示されます。
(省略可能) ソフトウェアをインストールするために選択したディスク上のデータを保存します。
インストール用に選択したディスクに、ファイルシステムや命名されていないスライスが存在する場合、必要であればこの時点でそれらを保存できます。
Preserve Data? +---------------------------------------------------------------------------+ |Do you want to preserve existing data? At least one of the disks you've | |selected for installing Solaris software has file systems or unnamed slices| |that you may want to save | | | | | | F2_Continue F4_Preserve F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
データを保存する場合は F4 キーを押すと、データを保存するための画面が表示されます。
(省略可能) 保存するデータを選択します。
Preserve Data +---------------------------------------------------------------------------+ |On this screen you can perserve the data on some or all disk slices. Any | |slice you preserve will not be touched when Solaris software is installed | |If you preserve data on / (root), /usr, or /var you must rename them | |because new versions of these file systems are created when Solaris | |software is installed. | | | |Warning: Preserving an 'overlap' slice will not preserve any data within | |it. To preserve this data, you must explicitly set the mount point name. | | | |Mount Point or Pool State Disk/Slice Size | |========================================================================== | |[ ] zfs: rpool Online c0d0s0 27133 MB | |[ ]swap c0d0s1 2047 MB | |[X]overlap c0d0s2 29188 MB | | | | | | F2_Continue F6_Help | +---------------------------------------------------------------------------+ |
ZFS 設定を構成するための画面が表示されます。
デフォルト値をそのまま使用できます。または、ZFS プールの名前、データセット名、プールサイズ、スワップ、およびダンプを変更できます。また、/var ファイルシステムの作成およびマウントの方法を変更することもできます。
Configure ZFS Settings +-------------------------------------------------------------------------- -+ |Specify the name of the pool to be created from the disk(s) you have chosen.| |Also specify the name of the dataset to be created within the pool that is | |to be used as the root directory for the filesystem. | | | | | | ZFS Pool Name: rpool | | ZFS Root Dataset Name: szboot_0507 | | ZFS Pool Size in (MB): 17270 | | Size of swap area in (MB): 1024 | | Size of dump area in (MB): 1024 | | (Pool size must be between 9472 MB and 17270 MB) | | | | [X] Keep / and /var combined | | [ ] Put /var on a separate dataset | | | | F2_Continue F6_Help | +------------------------------------------------------------------------- --+ |
リモートファイルシステムをマウントするための画面が表示されます。
リモートファイルシステムをマウントするかどうかを決定します。
Mount Remote File System +-------------------------------------------------------------------------- -+ |Do you want to mount a software from a remote file server? This may | |be necessary if you had to remove software because of disk space problems. | | | | | | F2_Continue F6_Help | +------------------------------------------------------------------------- --+ |
最後のインストール画面が表示されます。
「プロファイル」画面で、インストールに選択した内容を確認します。必要に応じてインストールプロファイルを変更できます。次の例は、最後のインストールプロファイル画面です。
Profile +-------------------------------------------------------------------------- -+ |The information shown below is your profile for installing Solaris software.| |It reflects the choices you've made on previous screens. | | | |============================================================================| | | | Installation Option: Initial | | Boot Device: c0d0 | | Root File System Type: ZFS | | Client Services: None | | | | Regions: North America | | System Locale: C ( C ) | | | | Software: Solaris 10, Entire Distribution | | Pool Name: rpool | | Boot Environment Name: szboot_0507 | | Pool Size: 17270 MB | | Devices in Pool: c1t2d0 | | | | | | F2_Continue F6_Help | +------------------------------------------------------------------------- --+ |
Solaris ソフトウェアをインストールするには、F2 キーを押します。画面の指示に従って、Solaris ソフトウェアをインストールします。
Solaris 対話式テキストプログラムによる Solaris ソフトウェアのインストールが終了すると、システムは自動的にリブートするか、または手動でリブートするように促します。
追加の製品をインストールする場合は、その製品の DVD または CD を挿入するように指示が表示されます。インストール手順については、該当するインストールマニュアルを参照してください。
インストールが終了すると、インストールログがファイルに保存されます。インストールログは、/var/sadm/system/logs ディレクトリと /var/sadm/install/logs ディレクトリに作成されます。
インストールが完了します。
インストール時に自動リブートを選択しなかった場合は、インストールメディアがあればそれを取り出してから、システムをリブートします。
# reboot |
システムをリブートすると、GRUB メニューに、新しくインストールした Solaris OS などのインストールされているオペレーティングシステムの一覧が表示されます。ブートするオペレーティングシステムを選択します。新たに選択を行わなかった場合は、デフォルトの選択が読み込まれます。
GRUB メニューリストが表示されます。
GNU GRUB version 0.95 (637K lower / 3144640K upper memory) +----------------------------------------------------------------------------+ |szboot_0507 | |szboot_0507 Failsafe | | | |+---------------------------------------------------------------------------+ Use the ^ and v keys to select which entry is highlighted. Press enter to boot the selected OS, .e. to edit the commands before booting, or .c. for a command-line. |
GRUB メニューが表示されたら、Enter キーを押してデフォルトの OS インスタンスをブートします。デフォルトは、新しくインストールしたルートプールです。この例では、ブート環境の名前は szboot_0507 です。10 秒以内にエントリを選択しないと、システムは自動的にブートします。
インストールが完了したら、結果として得られた ZFS ストレージプールとファイルシステムの情報を、次の例のように確認します。
ZFS ルートプールは、管理を必要としない特殊なプールです。この例の zfs list の出力では、rpool/ROOT エントリなどルートプールのコンポーネントが識別されています。デフォルトでは、これらにはアクセスできません。
# zpool status pool: rpool state: ONLINE scrub: none requested config: NAME STATE READ WRITE CKSUM rpool ONLINE 0 0 0 c1d0s0 ONLINE 0 0 0 errors: No known data errors # zfs list NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT rpool 6.83G 9.66G 62K /rpool rpool/ROOT 5.82G 9.66G 18K legacy rpool/ROOT/szboot_0507 5.82G 9.66G 5.82G rpool/dump 512M 9.66G 512M - rpool/swap 518M 9.66G 518M - |
最初に単一のディスクで ZFS ストレージプールを作成した場合は、インストール後にこのディスクを ZFS ミラー化構成に変換できます。ディスクの追加または接続の詳細については、『Solaris ZFS 管理ガイド』の「ZFS ストレージプール内のデバイスを管理する」を参照してください。
使用するマシンに複数のオペレーティングシステムをインストールする場合、ブートするためには、それらのオペレーティングシステムを GRUB ブートローダーに認識させる必要があります。詳細は、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「ブート時に GRUB メニューを編集してブート動作を変更する」を参照してください。
インストール時に問題が発生する場合は、『Solaris 10 5/09 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)』の付録 A「問題発生時の解決方法 (作業)」を参照してください。