Solaris 10 5/09 インストールガイド (ネットワークインストール)

SPARC: Power Management 情報の事前設定

Solaris OS の Power Management ソフトウェアを使用すると、システムのアイドル状態が 30 分間続いたときに、自動的にシステム状態を保存し電源を切ることができます。EPA の省電力 (Energy Star) ガイドラインのバージョン 2 に準拠したシステム (Sun4UTM システムなど) に Solaris 最新リリースをインストールするときは、デフォルトで Power Management ソフトウェアもインストールされます。Solaris インストールプログラムの GUI を使用してインストールする場合、Power Management ソフトウェアを有効にするか無効にするかの指定を求められます。Solaris テキストインストーラでは、インストールが完了してシステムがリブートしたあとに、Power Management ソフトウェアを有効にするか無効にするかの指定を求められます。


注 –

システムに Energy Star バージョン 3 以降がある場合、この情報の入力は求められません。


対話式インストールを実行している場合は、Power Management 情報を事前設定してプロンプトを回避する方法はありません。カスタム JumpStart インストールでは、終了スクリプトを使ってシステムに /autoshutdown または /noautoshutdown ファイルを作成することで、Power Management 情報を事前設定できます。システムのリブート時に、/autoshutdown ファイルは Power Management を有効にし、/noautoshutdown ファイルは Power Management を無効にします。

たとえば、終了スクリプトに次の行を入れておくと Power Management ソフトウェアが有効になり、システムリブート後にプロンプトが表示されないようにすることができます。

touch /a/autoshutdown

終了スクリプトについては、『Solaris 10 5/09 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)』「終了スクリプトの作成」を参照してください。