Solaris 10 5/09 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)

Procedurex86: IDE ディスクの不良ブロックの検査

IDE ディスクドライブは、Solaris ソフトウェアがサポートするほかのドライブのように、不良ブロックを自動的に無効にしません。IDE ディスク上に Solaris をインストールする前に、ディスクを検査することをお勧めします。IDE ディスクの検査を行うには、次の手順に従います。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. インストールメディアに応じた方法でブートします。

  3. インストールタイプの選択を求めるプロンプトが表示されたら、オプション 6「Single user shell」を選択します。

  4. format(1M) プログラムを起動します。


    # format
    
  5. ディスク面の検査をする IDE ディスクドライブを指定します。


    # cxdy
    
    cx

    コントローラ番号

    dy

    デバイス番号

  6. fdisk パーティションが存在するかどうかを確認します。

    • Solaris fdisk パーティションが存在する場合、手順 7 へ進みます。

    • Solaris fdisk パーティションが存在しない場合、fdisk コマンドを使用してディスク上に Solaris パーティションを作成します。


      format> fdisk
      
  7. 次のように入力して、表面解析を開始します。


    format> analyze
    
  8. 次のように入力して、現在の設定を確認します。


    analyze> config
    
  9. (省略可能) 次のように入力して、設定を変更します。


    analyze> setup
    
  10. 次のように入力して、不正ブロックを探します。


    analyze> type_of_surface_analysis
    
    type_of_surface_analysis

    read、write、または compare を指定します。

    format が不良ブロックを発見すると、それらの再マッピングを実行します。

  11. 次のように入力して、解析を終了します。


    analyze> quit
    
  12. 再マッピングするブロックを指定するかどうか決定します。

    • しない場合は、手順 13 へ進みます。

    • する場合は、次のコマンドを入力します。


      format> repair
      
  13. 次のように入力して、format プログラムを終了します。


    quit
    
  14. 次のコマンドを入力して、マルチユーザーモードでメディアを再起動します。


    # exit