Solaris 10 5/09 リリース以降では、iSCSI ターゲットがアップグレードされ、新しい機能を提供するようになりました。
この iSCSI ターゲットの更新には、次に示すパフォーマンス、スケーラビリティー、相互運用性、および信頼性の改善が含まれています。
TCP/IP タイムアウト回復の改善
iSCSI イニシエータによって呼び出される SCSI RESET
コードパスとメモリーリークのクリーンアップ
ターゲットポータルグループタグ (TPGT) との相互運用性の改善、単方向および双方向の CHAP 認証、および RADIUS サーバーのサポート
使用できない iSNS サーバーからの回復など、iSNS (Internet Storage Name Service) サポートの改善
SCSI-3 Persistent Reserve 機能の更新により、Solaris でもほかのオペレーティングシステムでも、さまざまなクラスタ化ソリューションでこの機能を使用できるようになりました
Solaris iSCSI ターゲットでは、次のオペレーティングシステムのさまざまな iSCSI イニシエータがサポートされるようになりました。
Solaris 10
OpenSolaris
Linux: Red Hat Enterprise Linux (RHEL)、Suse、および Ubuntu
VMWare ESX
Microsoft Windows (XP、Vista、Server 2003、Server 2008、Windows Cluster Server)
Mac OS X