SunVTSTM 7.0 パッチセット 6 は、Solaris 10 10/09 リリースに統合されています。SunVTS 7.0 パッチセット 6 は、従来の 3 層アーキテクチャーモデルに従っています。このパッチセットには、ブラウザベースのユーザーインタフェース (Browser-Based User Interface、BUI)、Java テクノロジベースの中間サーバー、および診断エージェントが含まれています。SunTVS インフラストラクチャーには、次の拡張機能が加えられています。
半導体デバイス (Solid-State Drive、SSD) のサポートを vtsk に追加しました。
システム構成サイズに適応するようデフォルトレベルの論理テストが拡張されました。
vtsk の予約スワップに最小値、最大値、または強い制限値を設けました。
論理テスト実行の順序を変更できるようにしました。
Solaris 10 10/09 リリースには、メモリーおよび CPU の診断に関する次のような拡張機能が含まれています。
X86-L3$ サポートを l3sramtest に追加しました。
vmemtest、fputest、および l2sramtest が、スワップ要件を返すコールバックを提供するように拡張されました。
x86 システムおよび UltraSPARC® T2 プロセッサベースのシステム用に論理テストをチューニングしました。
Solaris 10 10/09 リリースには、I/O の診断に関する次のような拡張機能が含まれています。
disktest が拡張され、読み取り/書き込みオプションが適用できない場合には読み取り専用モードで実行されるようになりました。
x86、UltraSPARC T2 プロセッサ、および UltraSPARC IV システム用にディスク論理テストがチューニングされました。
半導体ドライブ (Solid-State Drive、SSD) およびハードディスクドライブ (Hard Disk Drive、HDD) タスクが Disk LT で実行されるように、disktest のオプションが自動化されました。
netlbtest でのテストとオプションの選択を自動化しました。
安全と危険なテストオプションを disktest と iobustest でサポートするようにしました。